「『慰安婦』にされた少女たち」

2020年11月05日

実は今年、「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール(代表;吉川春子さん)の運営委員に就任させていただきました。
といっても特に何をしているというわけでもないのですが、「慰安婦」問題についてきちんと学び続けていきたいと思っています。
先月24日は、同ゼミナール今年最初のフィールドワークで、川越にある「中帰連記念館」に行ってきました。
たくさんの学びがあったので、時間のある時にしっかりとまとめて報告させていただきたいと思っています。

記念館の研修室は戦争関連の本が膨大にあって、興味津々なお部屋でした。
その壁に大きな写真が数枚飾られていましたが、その中の一枚に侯巧蓮さんが写っていると弁護士の大森典子先生が教えてくださいました。
下の写真の、ご夫婦で写っている写真左側の女性です。


侯巧蓮さんは13歳の時に父親と一緒に旧日本兵に連行され、そこで性の暴力に晒された方です。
96年、中国被害者の第二次訴訟で提訴し、日本にも被害を訴えるために来日された方です。
その裁判を支えたのが大森典子弁護士だと、これもフィールドワークで知りました。

一人の方が侯巧蓮さんの紙芝居を作って、あちこちで上演したというお話をされていて、
どんな絵本なのか、どうしても見てみたくてたまらなくなりました。
「慰安婦」という難しいテーマを取り上げた紙芝居というのがどんなものなのか、わずか数枚の絵と語りの中にどんなストーリーを盛り込むのか、見た人がどんな印象を持つのか・・・。
とにかく興味津々でした。
その紙芝居はあちこちに寄贈されたというお話でしたので、どこに寄贈されたのかを聞いてみました。
近くにあれば、見に行ってみようと思ったのです。

ところがその方が「送ります」と言ってくださって、今日、その紙芝居が我が家に届きました(⋈◍>◡<◍)。✧♡

制作は「男女平等を進める教育全国ネットワーク」、絵:古川ひろしさん、文:後藤ひろみさんです。
迫力があるけれど、どこかあたたかく、「慰安婦」問題について、人権について考えさせられる内容の紙芝居です。
いろんな場面で活用させていただこうと思います。