「ヒトの脳はグラデーション」

2022年04月20日

今週の「新婦人しんぶん」、すっごく面白いです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

脳の性差や多様性が生じるメカニズムを、埼玉大学大学院 塚原伸治さんに聞いています。

胎児の脳は一定の時期まで、男女どちらにもなれる未分化な状態。
受精後12~22週頃に精巣から分泌されるアンドロゲンのシャワーを浴びて男性の脳になっていきます。
アンドロゲンシャワーを浴びない女の子は女性の脳になっていきます。
身体の性を決めるのは性染色体ですが、脳の性を決めるのは性ホルモンだということです。
そして思春期の性ホルモンで、更に脳が代わっていくことがわかってきたそうです。
性ホルモンが効くか効かないか、多いか少ないかで脳の性も様々な個性が生まれ、決して「男性」「女性」と二分するものではないということが科学の力で解明されているということです。

脳の「分界条床核」という部分が「性自認」に係り、「性的指向」を左右するのは「前視床下部間質核」というところです。
どちらも男性の方が女性より大きく、容積が大きいそうですが、そのグラデーションによって多様性が生じるのだそうです。

なるほど(⋈◍>◡<◍)。✧♡
「多様性」というのはちゃんと科学で証明できるものだったんですね💖
そしてその科学的な知識が広がれば、他人と違ってもその違いに悩む必要はなくなるし、だれもが他人とは違う自分を認めて生きていきやすくなるのかなぁと思います。
「男女入り混じる、ヒトの脳はグラデーション」とっても大切なことだと思いました。