どの国よりも豊かで、希望ある国をつくりましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡

2021年01月20日

日本共産党吉川市委員会主催、新春のつどい、梅村さえ子さんの訴えの続きです。

埼玉県の感染状況

1月16日、感染者が最高になり、1日だけで感染者が582人になりました。
入院している人が896人、そのうち78人が重症者、16日だけでも埼玉で8人の方がコロナで亡くなっています。
宿泊療養277人、自宅療養4500人です。(16日現在)
こうした中で、東京では80代と50代の方が自宅療養している方が、亡くなっています。
コロナの危機はもう、一歩間違えれば命を落とす危険があるという緊急、重大性をもって対策をしていかなきゃいけないと思っています。

吉川市を管轄する保健所は草加保健所です。
朝日新聞で草加保健所がパンク状態で大変だという特集が組まれた程、大変な状況です。
県もそれを認識し、保健師の負担を軽減するよう様々な対応をしていますが、感染そのものが増えている中でひっ迫した状況が保健所としては続くわけです。

世田谷方式に学べ

 共産党が一番提案しているのは、PCR検査を抜本的に増やすことです。
コロナがほかの病気と違って一番怖いのは、無自覚無症状のうちに感染し、生活する中で広がっていくことです。
一番やらなければいけないのは、症状が出ていなくても検査をし、早く発見・保護・治療していくことです。
日本のPCR検査は未だに世界の中で149位です。
経済的には先進国ですから、やる気になれば149位だなんて考えられません。
こんなに遅れているのは、民間の儲けを否定してしまうんじゃないかということ。
そして保健所が減らされてきたということで、その仕組みや体制も取られてきていないということが一番大きな要因としてあります。

世田谷では社会的検査ということで高齢者施設に区独自で、一番早くPCR検査をスタートさせました。
昨年の10月~11月には305の高齢者施設の職員さんや入所者に行い、対象の人数は3500人以上。その中から55人陽性者が見つかり、区長さんも「ここまで見つかるとは思わなかった」と言うほどでした。
逆に言うと、検査をしなかったら55人の陽性患者さんはそのまま高齢者施設で仕事をしたり、入居をしていたわけで、クラスターが発生していた可能性があるわけです。
ですから、「世田谷方式に学べ」と声をあげてきました。

埼玉県も埼玉県議団、秋山もえ県議が大野知事に直接要望し、分科会でも2回要求しました。
大野知事はPCR検査については、懐疑的な立場に立たれていましたが、今から3日前、埼玉県も初めて高齢者施設、職員に対して検査をすることになりました。
検査の対象は12市のみで、この近くでは草加と三郷は対象ですが吉川は対象外です。
高齢者施設だけでなく、医療や介護や保育園関係もこれからは必要になってくる流れでしょうし、これを実現したことを力に全ての自治体での実現に向けて、ぜひ皆さんとご一緒に声をあげ、みなさんと力を合わせて実現していきたいと思っています。

医療関係者への充実した支援を

埼玉県の自宅の療養者は4500人で、高齢の方も入院したくても入院できない状況があります。
病床を確保している中で、50%以上埋まるとステージⅣという指標になります。
全部埋まってしまうと緊急時に入れないので、普通は25%以下にしておくものです。
50%以上埋まれば医療崩壊の水準という指標であり、ステージⅣと言われています。

埼玉の病床は実はもう昨年末に63.6%でしたが、今は72%になっています。
重症者の占有率も年末の50%から、今は57%になっています。病院はこれだけひっ迫している状況があります。
去年冬の看護師さんたちはボーナスも出ない状況がありました。
私も埼玉協同病院や、県内の開業医の皆さんとも懇談させていただきましたが、対策を打てば打つほど、真剣にやればやるほど病院が赤字になるという状況です。
私たちは予備費を使って病院支援をし、経済的不安なく治療にあたっていただけるように、医療関係者に支援が必要だとの要望も、繰り返し行ってきました。

自己責任であって良いはずがない!

そういう事態にもかかわらず、GO TOトラベルを2週間前までやっていた、経済の利益を優先させてしまったわけです。
実はこれ、辞めることを決めてないんです。
良くなったら、またやる。
なぜかと言うと、自民党の二階幹事長が旅行業界から政治献金をもらっているから止めるに止めれなかったという話は、もう有名な話になってきています。
そして菅首相はニコニコTVの生放送で自分のことを「私はガースーです」と、国民が大変な時におちゃらけで自分のことを軽く言って顰蹙を買い、外出自粛や外食を自粛してくださいと言ったその日の夜、ステーキ会食をしていました。
本当に国民の怒りがわかっているのかということで言えば、この政権そのものを変えていかなきゃいけないなと思っています。

こんなにコロナ対策が後手後手になるは、政治の考え方が「自己責任であっていい」「政治は会社の儲け、大企業の儲けのためにある」「ひとりひとりの国民の皆さんについては自己責任・新自由主義でやっていただくのが政治ですよ」という考え方、哲学で今の自公政権はやっているからです。
そういう考えにある限り、皆さんの払っている税金が皆さんのために遣われるなんてことはありません。
みなさんの払っている税金が大企業の減税に遣われ、来年度の軍事費は過去最高の5兆円を超えるわけで、そういうところに優先的に遣われてしまいます。

この大元を変えれば、皆さんがこれだけ働いて経済的には高い水準を持っているわけですから、政権を変えたら世界のどの国よりも豊かで希望ある国をつくれるのが日本じゃないかと思います。
長く自公政権が続いてきたから苦しいだけであって、そこの大元や税金の使い方を変えれて市民一人一人に還元する日本に変えれば、世界でもトップクラスの幸福な国にして行けれる、そういうチャンスはあると思います。

そのチャンスが今度の総選挙です。全力で頑張っていく決意です。