コロナ対策意見交換会

2020年06月17日

吉川市の6月議会は一般質問を文書回答のみとしました。
他の市議会の様子を見ると、一般質問をやっているところはとても多い印象で、吉川市のように早々に「文書回答」と結論を出した自治体は少数派と感じます。

吉川市では公明党と未来会議の皆さんから、ゴールデンウィーク明けには一般質問は取りやめというようなご意見が出されました。
私は「やめるべきではない」というのが、基本的な立場です。
一般質問は非常に重要な場だと思うのです。
各議員がそれぞれの問題意識や価値観、市民との意見交換や市民からの付託を受けて取り組むのが一般質問です。
市が市民のために適切な市政運営を行っているかどうかをチェックし、更に市が取り組むべき課題やその方向性などを提案し、市議としての役割をしっかりと果たすために最も大切にすべきものだと思います。
コロナ対策で大変な時期ではあるかもしれません。
それでも一般質問をすることによって、市民の声をより多く反映し、市民の願いに応えるコロナ対策ができるなら、私はその方が良いと思います。

何度も話し合いを重ねた中で出した結論は、一般質問は文書回答のみとすること。
各会派で一人代表を決め、その人がコロナ対策についてはまとめて質問するということ。
コロナ関連の質問に対する答弁書は12日までに提出していただくということ。
そして、その答弁をもとに15日に執行側と議員とで意見交換会を開催するということでした。

そして15日(月)、意見交換会が開催されました。


意見交換会といっても時間は2時間で、休憩時間もあったので、実際には1時間40分。
その中で①医療・感染予防について20分、②学校運営について25分、③経済(事業者支援・市民生活支援について25分、④避難所対策について15分、⑤その他15分です。
5つの会派と二人の無所属議員が平等に質問するためには、各テーマに対し各会派の持ち時間はわずか4分程度。
簡潔にまとめておかないと時間オーバーになってしまいますし、答弁を聞いて???と思っても更に聞くわけにもいきません。
議会での一般質問なら、各議員の持ち時間は40分です。
追及したり、お互いに納得したり、更に要望したりという内容の濃さは、格段に違います。

・・・と不完全燃焼な部分があることは事実ですが、意見交換会が開かれて、新たに得られた情報もあり、開催できたことは良かったと思います。

意見交換会を開くにあたって、ご多忙の中時間を割いてくださった職員の皆さんには感謝申し上げますし、執行と丁寧に調整してくださった加藤議長にも感謝申し上げます。
が、やっぱり議会の中で一般質問をちゃんとやるべきだったと思っています。

コロナウイルスの問題は、まだまだ続くと見込まれます。
afterコロナとか、withコロナとかきれいな名前が付けられていますが、危険が続くことは間違いないと思います。
そしてまた、一般質問は取りやめにするべきだという議論もきっと起きることと思います。
今回も取りやめにしないために、私はそれなりに発言し、がんばったつもりでいます。
でも次は、もっとしっかりと頑張って「一般質問をやめない」、議会・議員の権能をしっかりと堅持するために発言していこうと思います。

一般質問の大切さを改めて強く感じた6月議会、そして意見交換会がでした。