ジェンダー平等社会の実現を

2020年02月15日

毎週金曜日の夕方続けている、定時定点の宣伝活動。
今週は金曜日の都合がつかず、先週は体調不良でお休みしてしまったので今週は絶対に休むわけにはいかず、土曜日の今日にずらして宣伝を行いました。

今日の宣伝は、一つは安倍首相のヤジについてです。
辻元清美議員の質問に対して、安倍首相が放った「意味のない質問だ」のヤジ。そのヤジを糾弾されているにもかかわらず、またしても共産党に対して「現在も暴力革命の方針に変更はない」と事実誤認の答弁をしたことについてお話をしました。
「ヤジ」という言葉をネットで検索したら、舞台で見るにたえないパフォーマンスをしている人や、演壇で自分とは反対の意見を述べている人に対して、「へたくそ」とか「面白くないぞ」とか「引っ込め」などという意見を大きな声で述べること、あるいは、気のきいた反対意見や皮肉なひとことを述べようとして自分のバカをさらけだしてしまうこと、またそのような言葉をいうとありました。
自分の知能のレベルを人々に知らしめたいのであれば、具体的な言葉を述べるヤジの方をおすすめしたい。しょーもないヤジを飛ばして、後でさんざん非難を浴びれば、自分がどれだけ程度の低い人物であったか確認できるだろう、とも。
正に今安倍首相が置かれている状況は、くだらないヤジを飛ばして 、結局は自分の知能レベルや品位のなさをあからさまにしてしまったような、そんな状況に思えます。
こんな話をしました。

そして、もう一つお話をしたのはジェンダー平等社会の実現に向けてです。
昨日のしんぶん「赤旗」の「潮流」の記事を読ませていただきました。

多くの女性が声を上げています。性被害を受けた、あなたが悪いのではない。性暴力は許さないと。いま世界中に#MeToo、#WithYouの運動が広がっています▼元TBS記者からレイプ被害を受けたとして損害賠償を訴えた伊藤詩織さんの勝訴には、多くの人たちが励まされ、力づけられました。社会が少しずつ変わってきているのを実感します▼半面、被害者が障害のある女性だと、温かいまなざしを向けてもらいづらいとの指摘も。被害者が自身の人権や人格を踏みにじられたと理解するのが難しいことや、「優生思想」が背景にあります。性暴力被害者の55%が、精神や知的、発達障害があるという調査もあります▼拘束され暴力を受けた3日間で、与えられたのは菓子パン一つ。涙を流し訴えながら同時に、「やさしくしてくれた」と話す障害のある女性。千~2千円で買春される障害女性も。作業所で働いて得る賃金が月5千円程度だと、数千円は大きな額に映ると元障害児学校の教員。「貧困なうえ、さみしさもある。本人の問題ではなく社会問題です」▼障害者施設で、職員による性暴力が発生しても、「被害に遭ったあの子はたびたび問題行動を起こすから...」。周囲が加害者をかばいだてすることも▼障害のない加害者と障害のある被害者を比べて、後者を社会的に"低い"とみなす傾向があります。障害のある女性が複合的な差別を受ける―。ジェンダー平等の実現をめざす中で、見過ごすことのできない視点です。

本当に、この通りだと思っています。