リアルな声が寄せられています

2020年04月29日

今日もたくさんの方々の声を聞かせていただきました。
一番印象に残ったのは教育現場で働く方から、9月からの新学期スタート、グローバルスタンダードを検討するべきだという声でした。
これは今日のニュース番組では、全国知事会の会議でも検討されたことが繰り返し報道されています。
9月スタートにしなければ、インターネットなどを駆使して勉強できる子どもとそうでない子どもに学力の差ができてしまい、来年受験する子どもたちはその格差を抱えたまま受験に臨まなくてはならなくなる・・・。
そんなご意見でした。
子どもたちの学力格差が大きくなる・・・、このご意見は他にも何人かの方々が口にされました。
家庭の教育環境によって差ができてしまう、それは本当にその通りだと私も思います。
私も9月スタート、グローバルスタンダードに賛成です。
埼玉県は5月いっぱいの休校を決めました。
もし6月から開校できたとしても、この2カ月の遅れを取り戻すために夏休みや子どもたちの楽しみの時間を返上して、カリキュラムを詰め込むことは違うと思うのです。
学力差がついている可能性を認識しながら、来年度の受験に臨ませることもfareでないように感じます。
医学生や看護学生、理美容専門学校生などの皆さんが、必要なカリキュラム・実習などをこなせないまま来春の国家試験に臨まなくてはたいけなくなるとしたら、それも大変なことだと思うのです。
それよりは、この際思い切って社会を変えていくのが良いように思えます。

感染者を受け入れる病院で働く職員の方からは、職員の感染リスクが高く、不安な中で働かなくてはいけない一方で、他の患者さんの入院を受け入れられないことから、経営的には大きなダメージを受けていること。
病院の経営、存続そのものに大きな不安が強いられていることなどが語られました。
病院や診療所、在宅の医療現場では、当然ですが通常業務として様々な医療処置が行われています。
患者さんの喉に入れた、呼吸を楽にするためのカニューレの交換。
栄養補給のために鼻に入れたチューブの交換。
そして、痰を自力で出すことのできない方々の痰を取る吸引という処置も行われます。
こうした医療処置は、どれも「咽る(むせる)」リスクがあります。
PCR検査は遅れていて、誰が感染者か誰がそうでないかも判らない中で、飛沫が飛ぶような処置が医療現場では毎日行われている・・・。
しかも感染予防具は非常に不足している・・・。
そういう中で医療従事者は働いているのだという、現場の人ならではの非常に生々しい声でした。
感染者を受け入れていても受け入れていなくても、医療従事者には高い感染リスクがある・・・。
そう思います。
その医療従事者の皆さんのいのちと健康をどう守るのか。
国の姿勢が問われています。

遠方に住む親族の方が、コロナウイルスに感染して亡くなっていたというお話も聞きました。
ご家族の方も最期を看取ることもできず、親族も駆けつけることもできない。
とても淋しい最期だと。

大学生の方からは、お客さんが来なくなったのでとバイトを断られ、収入が途絶えたという声もいただきました。

どの話も今、国会でも取り上げられ、様々なメディアに取り上げられている問題だと思います。
おかしな言い方かもしれませんが、身近な方々の声と国会での審議、そしてメディアの報道がこんなにも一致することって、かつてなかったような気がします。
それくらい新型コロナウイルスの問題が私たちの生活に与える影響が甚大で、リアルな問題なのだと感じます。
新型コロナウイルスの問題で影響を受けていない人は、一人もいないのだと思います。
安倍首相にはこうした問題に真摯に向き合っていただきたいし、リーダーシップを発揮していただきたいと心から願います。

ゴールデンウィークに入りました。
例年なら、初夏に向かって気持ちが高揚していく頃です。
今年は例年とは全く違うゴールデンウィークとなりました。
それでもあちこちで、季節のお花がとても綺麗にかわいく咲いています。