一番欲しいものは「マスク」

2020年04月20日

少し時間が過ぎてしまいましたが、15日(水)、臨時議会がありました。
主な議題は3月議会で否決した吉川美南駅東口開発に関連した、裁判の問題でした。
が、その他にも報告事項があり、その一つに「児童福祉施設等における新型コロナウィルスの感染防止対策」がありました。
これは国の事業で、児童福祉施設等(保育所や子育て支援センター、病児病後児保育室・学童保育など)に対し、1施設50万円を上限に、新型コロナウィルスの感染防止対策に必要な物品を購入するというものです。

市立保育所と学童保育室には、空気清浄機や消毒液・ペーパータオルなどを市が購入して届け、民間保育所などは自由に購入していただいて、あとでその費用を請求してもらうという形がとられたそうです。
国内で最初の新型コロナウィルス感染者が見つかった1月16日以降に購入した物品も、請求の対象となるということでした。

議会に先立って、私は民間保育所の所長さんや学童保育で働く方々数人にお電話させていただき、お話を伺いました。
民間保育所の皆さんからお聞きしたのは、まず3月10日を過ぎて、年度末や年度初めの雑務の忙しい最中にこの通知があり、そもそも一番欲しいマスク・手袋がほとんど出回っていない状況の中で、マスクを探し求めるための時間も十分には取れなかったという話。
50万円を限度にと言われても、いちばん欲しいマスク・手袋が品薄な状況の中で、とても使いきれないという話。
マスク・手袋は保育所に在庫がないわけではないけれど、全部使い果してしまったら、もし万が一ダブルパンチで感染性の胃腸炎などが発生したときに、全く対応できなくなってしまう。ある程度、在庫を確保しておかないわけにはいかないという話。

学童でも、市から衛生用品がまとめてたくさん届いたけれど、一番欲しいのはマスクだと即座に答が返ってきました。
因みに、学童保育には既に安倍首相と同じガーゼマスクが届いたそうでした。
「ないよりはいい」と、使っているそうですが。

総じて言うと、「50万円までお金を出す」「何を買っても良い」という今回の政策は、年度末という忙しい時期であったこと、そして昨年度の補正予算なので3月末までに買わなくてはいけないという時間的なあわただしさ、そして本当に欲しいものが流通していないという現実、どういう面から見ても不十分な政策だったと感じます。

ただ子ども福祉部長の答弁によると、今年度も同じ事業を行う方向で補正予算が検討されるようだとのこと。
事業の継続と、マスク・手袋を買うための支援、ぜひ心からお願いしたいと思いました。

それにしても、なんでここまでマスクがないのでしょうか。
勿論世界中でコロナが流行していて、世界中でマスクが必要になっていて、だから不足していることはよくわかります。
だけど、こういう事態を想定して備蓄してなかったんだなぁということに驚きます。
日本では「防衛費」をぐんぐん伸ばし、イージスアショアとかオスプレイとか、どう考えても要らないとしか思えないものを買うにはとても熱心だったのに💦
以前からパンデミックは絶対に近々やって来ると繰り返し言われていたのに、その準備は全くできてなかった💦
その事実がオドロキです。
この機会に安倍さんにはもうやめていただいて、本当の国民的危機にしっかりと備える政治に切り替えていくべきだと思っています。

この間、私が作ったマスク、ご紹介します。

今治タオルハンカチで作りました💕
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キッチンペーパーで作りました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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