吉川市立図書館、スゴイです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

2020年08月18日

前回お伝えした、吉川市在住の小説家・西木暉さんが描いた『異国の丘へ』の続報です。
あとがきに、吉川市立図書館のレファレンス能力の高さに支えられたという謝辞が書かれていることは前回お伝えしました。

この一文を西木さんはどんな意味で書かれたのかと思い、西木さんにお電話させていただき、お話を伺いました。

西木さんが教えてくださったのは、市立図書館には『戦史叢書』が全巻揃っているので、必要なところを読んで調べることができる、全巻揃っているというのがスゴイというお話でした。
私は『戦史叢書』などという凄そうな本は、多分国会図書館にでも置かれているんだろうくらいに思っていました。
本当に読みたい人が、その本にたどり着くまでにも相当な努力をして、そうして読む本だろうと思っていたのです。
それが吉川市の図書館に全巻揃っていると聞いて、びっくりでしたΣ(・ω・ノ)ノ!
そして更に西木さんが教えてくださったのは、その『戦史叢書』を図書館に寄贈したのは吉川市の元教育長だというお話でした。

元教育長でそんなスゴイ本を寄贈される方は、染谷宗壱さんだと思いました💕
昨年の『平和のための吉川・戦争展』で記念講演をしてくださった、染谷宗壱さん。
吉川の歴史に詳しく、「吉川の生き字引」と称される方。
戦争展の記念講演では、
「終戦記念日は8月15日とされていますが、ポツダム宣言を受け入れ、天皇がNHKに行って玉音放送を録音したのは8月14日でした。本当の終戦は8月14日でした。8月14日は日本人が反省すべき日です。世界中に知ってもらい、悲惨な戦争は避けなくてはいけない、そういう日です。」
そんな風に語られました。

私は西木暉さんのすごい小説と、吉川の凄い元教育長と、そして読んだことはないけれど戦争のことが本当に詳しく書き記されているであろう『戦史叢書』がそんな風に繋がっていることに、深く感動してしまいました。
そして今日、市立図書館に行き、確認させていただきました。
やはり寄贈されたのは、染谷宗壱さんでした。
そして本は通常私たちが閲覧する書架にはなく、書庫に保管されていました。
全102冊。
「インパール作戦」とか「ミッドウェー海戦」とか「本土決戦準備」とか、一つ一つの闘いや作戦や会議が一冊の本にまとめられています。
読みごたえがありそうというか、その意味を理解しながら読んでいったら、多分一生かかっても読み終わらないだろうなぁというように思えました。

こんな本が、置かれているのか・・・💦
市立図書館のスゴさを感じました💖
実はこの話をFacebookにもアップしたのですが、浦和パルコの中にある図書館コラボにも『戦史叢書』はあるそうですが、全巻は揃っていないとコメントが寄せられました。
吉川市立図書館には、それが全巻あるんです!!!

夜、染谷さんにお電話させていただきました。
「もう読まないから・・・」というようにおっしゃっていましたが、吉川市の元教育長、ただ者じゃありません(⋈◍>◡<◍)。✧♡