子ども・重度心身障害者・ひとり親家庭等医療費 10月から県内受診無料化へ

2022年06月21日

子ども医療費・重度心身障害者医療費は市内で受診すれば窓口負担なく、無料で受けることができます。
しかし一歩市外に受診した場合は請求された金額を一旦自己負担し、後で市に申請して返金される仕組みです。
今年10月からは市外で受診しても県内受診なら、窓口負担なく受診できるようになります。

ひとり親家庭等療費はこれまでは市内受診でも一旦窓口で支払いをし、後で市に申請をして返金される仕組みでした。
また所得により一部自己負担が導入されていました。
10月からは県内受診なら窓口負担なく受診できるようになり、所得による自己負担も撤廃されることになりました。

窓口負担がなく、安心して医療に受診できる仕組みが充実することを心から嬉しく思います。

実は議員になって一番初めの議会(2016年3月議会)一般質問で、子ども医療費を市外受診時も窓口負担ゼロにと要望しました。
その時の市の答弁は「関東1都6県のうち、埼玉県以外の都県では都または県内の医療機関で窓口払いをなくしている」「埼玉県に対し県内でも窓口払いをなくすよう、機会を捉えて要望していく」というものでした。
それから6年を経て、ようやく実現しました。
文教福祉常任委員会では無料化の実現までの過程、市は国とどのようなやり取りをしてきたのか、その経過について問いました。
無料化の対象拡大については市長会を通して要望しているそうですが、県内無料化については特にやり取りしていないとの答弁で、少し驚きました。

https://www.jcp-saitama-pref.jp/topics-pref/799

挿入したウェブサイトは日本共産党埼玉県議団のホームページ、2016年8月に東部南地域5市1町の市議・町議で「乳幼児医療費助成制度の現物給付実施を求める要望書」を埼玉県に提出したときの記事です。
議員になりたての私も参加しました。
県の回答は、①経済的負担軽減は償還払いで十分実施できている②子どもの医療費が一体いくらかかっているのか知ってもらうことが大事③医療機関に支払う手数料や国が課しているペナルティがあり、財政的負担が大きい
というもので、本当に冷たいなぁと思ったものでした。

県内無料化が実現した経過はよくわかりませんが、大野知事が主導されたのかなぁと感じています。
知事=首長の姿勢は政策に如実に表れるものだなぁと、改めて感じています。