学校再開に向けて、要望書を提出しました

2020年05月26日

今日、日本共産党吉川市議員団は副市長と懇談し、第三次要望書を提出しました。

今回主に要望したことは、学校再開に向けてです。
6月1日から学校が再開されます。

6月1日(月)入学式

6月1日(月)~6月5日(金)は短縮3時間授業で給食無し。
6月8日(月)~6月13日(土)は短縮4時間授業で給食無し。
1つのクラスと人数を20名いかにして、席の間隔をあけて授業を行うそうです。
感染の状況によって、延長する可能性もあるとのこと。

1学期の終業式は7月22日(水)、2学期の始業式は8月17日(月)。
つまり夏休みは7月23日(木)~8月16日(日)の計25日。
土曜日授業は通常の授業として実施され、5~6時間授業で弁当持参。6月~12月の月2回程度を予定とのことです。

給食の開始は6月15日(月)~の予定です。

吉川市の小中学校の夏休みは短縮されてはいますが、周辺の自治体と比べると比較的長く取っているように思います。
その分、土曜日の授業が開催され、教職員にも児童生徒の皆さんにも負担が大きいようにも思います。
厚労省のガイドラインを見ると、学校は本当に大変だと実感します。
今年度2カ月に及ぶ休みがあったのに、授業はできる限り遅れることがないように求められ、子どもたちの体調への気遣いや、学校の衛生環境への配慮など、膨大な仕事が求められています。
何もかもが先生たちの仕事として置づけられてしまうと、先生方が疲弊してしまい、結果的にそのしわ寄せが子どもたちに行くような事態が予想されます。

こうした状況の中で、教職員への負担をできる限り減らすように、衛生環境については学校用務員の増員などを求め、また教職員の加配やボランティアの活用などで対応すること。
そして教職員が授業や子どもたちへのケアなど、本来の仕事に力を尽くすことができるように要望しました。
3月の突然の休校で、仲の良かったお友達や大好きだった先生にお別れも言えずに離れ離れになってしまった子どもたち、部活の夏の大会がどうなるのか先行きが見えない中で目標を見失っているかもしれない子どもたちの心のケアを大切にしていただきたいと要望しました。

また、緊急事態が解除されたものの、この間のダメージがあまりにも大きく、すぐには立ち上がれない事業者や個人がたくさんいると考えています。
そうした方々への、個別の手厚い支援も求めました。
特にひとり親世帯や生活困窮者への、市独自の支援策を要望しました。

また、この後第二・第三の感染の波がやって来ることを、多くの専門家が予測しています。
今のうちにしっかりと準備を進めることを求めました。
今回、発熱者が医療機関から受診を断られ、受診もできないままに路頭に迷うという事態が吉川市でも発生しました。
こういう問題が起こらないように、PCR検査センターに発熱外来を併設することも要望しました。

また、この間多くの人が不安に思っていたことは、「感染してしまった時に、入院できるのだろうか」「自宅で一人、ひっそりと死んでいくのではないか」、そういうことだったと思います。
事実、埼玉県では入院できずに自宅療養を求められ、自宅で急死した方が2事例報告されました。
県はすぐに、県内のホテルを3カ所、軽症者の療養先として確保しました。
それでも、感染が広がればやはり、入院も入所もできない事態が起こり得るのではないか、不安を抱く人は多いと思います。
こうした不安にこたえ、気たるべく第二・第三の波に備え、国や県と力をあわせて、感染した人が路頭に迷う事態にならないよう体制を整備していただきたい・・・。
こうした要望もまた、提出させていただきました。

副市長と、良い懇談ができたと思っています。