市民アンケートへのご協力に感謝申し上げます

2019年12月07日

日本共産党吉川市議員団が毎年行っている市民アンケート、今年も多くの皆さんからご回答を送っていただきました。皆様のご協力に、心から感謝申し上げます。

今年の市民アンケートは、これまで以上に切実な声が寄せられました。集計して、パソコンに打ち込んでいるうちに心打たれて、思わず涙がこみ上げるような文面がたくさんありました。
消費税が10%になって、その一方で社会保障が削られて、年金も下がり、給与も上がらず、大変な状況になっているのだと改めて思いました。
一部をご紹介します。

年金生活者の皆さんから

  • 常に節約し、どうにか年金で暮らしができますが、年齢的にも健康を害したときの心配と先のことも考えると
  • 消費税が上がり、年金が安くなり、生活しにくい
  • 物価の上昇が気になります。鮭の切り身1つとっても、値段が同じでも薄くなるなど、消費税10%困ります。絶対反対。税で武器等買うのはもってのほか。
  • 年金暮らしで収入は減らされているのに、増えるのは税金ばかり。なんの軽減策にも引っ掛からない。
  • 国民年金でやりくりして暮らしているので、暮らしなど良くなるわけがない。
  • 買い物に行く回数を減らしている。スーパーの安売りや値引き商品を買い求めるお客も多く、みんな疲弊していると思う。
  • 市民税、県民税、国民健康保険税が高すぎて困っている。特に4・5・6月ころは同時に請求され、決まった収入に対して支出が突出し、生活にしわ寄せがいく。

現役世代の皆さんから

  • 埼玉県の最低賃金が上がって、パートさん・アルバイトさんは上がったものの社員は上がらず。長い間同じ会社で働いて頑張っても、生活は変らない。ここ何回か最低賃金が上がったが、代わらずです。こんな会社もあります。

  • 働き方改革で残業できなくなり、生活が苦しくなった。賃金のベースアップなしでの改革は、不十分です。

  • 税金が高くなっているのに、収入は減るばかり。教育費もかかる。

びっくりしたのは、後期高齢者の女性の方にいただいたこんな回答でした。
昨年の収入が28万円ほど増えたため、保険料月2万5千円、受診したときの支払いもご夫婦そろって3割負担になった。この先2万5千円をどうやって払えばいいのでしょうか。
3割負担では医者にもかかれない。今まで2カ月ごとに受診して検査を受けていたのを、先生にお願いして3カ月に一度にしてもらった 。介護保険も3割負担と言われた。

この回答を下さった方に直接お会いして、話を伺いました。
この方はなんと介護保険サービス利用時の負担も3割になったそうで、いざ介護が必要と言うときに介護保険が使えるのかどうかと心配されていました。

後期高齢者医療保険で自己負担3割の方と言うと、
収入基準額:単独世帯の場合:年収383万円/夫婦2人世帯の場合:年収520万円 

こう見ると、高齢者でもそれなりに所得がある方ではあると思います。
しかし、決して常時そういう収入があるわけではなく、たまたま何かの拍子にほんの少し超えてしまった・・・。そういう方も、常時1000万円程度の収入のあるかたも同じように3割負担が求められ、わずかにオーバーした方は逆に苦しい状況に追い詰められる・・・💦
こういう状況は非常に問題だと感じます。
介護保険や後期高齢者の負担割合を増やすことが、医療や介護から高齢者を退け、結果として重症化を招くのではないかと以前から考えていましたが、やっぱり受診回数を減らしたりして対応されている事実を、改めて直接教えていただくことができました。

高齢者の皆さんの医療・介護と健康を守ることが、とても大事なことだと思っています。
そもそも、医療と介護の社会保障、それから少子化対策に使うと言ったはずの消費税10%への増税。
それが逆に削られているという状況は、決して許すことはできません。
そして一方で「桜を見る会」に代表される税金の無駄遣いと私物化。
こんな状況を、皆さんと一緒に変えていきたいと思います。