軍隊と環境破壊

2022年04月20日

埼玉県平和委員会が毎週火曜日の午後開催しているピースカフェ。
昨日は埼玉県(確か秩父市)在住、イスラエル出身の家具職人ダニー・ネフセタイさんのお話、「軍隊と環境破壊」でした。
私も参加したかったのですが所用で参加できず、今日検索してみたらYouTubeがアップされていたのでさっそく視聴してみました。 

ビックリしたのは25年前の京都議定書。
アメリカの圧力により「軍隊が放出する温室効果ガス」は対象外とされたというお話です(@ ̄□ ̄@;)!!
全然知りませんでした💦
アメリカ・ロシア・中国・インド・イスラエル、そしてもちろん日本も含む30か国が、軍隊が放出する温室効果ガスを削減の対象外としているそうです。

日本がアメリカから147機購入することを約束しているF35戦闘機が1時間の飛行で使う燃料は、5,600リットル(@ ̄□ ̄@;)!!
自動車なら1800台分の燃料を使うそうです。
しかもその燃料は軽油よりも更に環境への影響が大きいものだとおっしゃっていましたが、具体的にどういうものなのかはちょっとわかりませんでした。
コロナ禍で医療従事者への感謝を込めてと飛行したブルーインパルスも、使用燃料はF35 戦闘機よりは少ないものの1機では飛ばず必ず数台で飛行するので、やはり環境には大きな影響を与えているでしょうとのこと。
ダニーさんはイスラエルの徴兵制で3年間軍に所属していたそうですが、「環境にやさしい戦車」というのは見たことがないとも話していました。

「自衛隊は国(国民)を守っている」と言うけれど、「環境破壊」という面から考えると全然守っていないとも。
戦争をしたがる一般市民はいません。
そして武力による平和もあり得ません。
イスラエルと日本に共通するのは「我々は戦争は望んでいないけど、相手が・・・」と、相手国が悪いから軍備を増強せざるを得ないと主張し、国民を教育しているところ。
そして近隣諸国を見下し、武力を装備しているところ。
しかし、この姿勢ではいつか戦争になってしまう。
武力に頼らず、近隣諸国との良い関係を作ることが国民の命を守ることに繋がり、地球環境を守ることにも繋がる・・・。

ダニーさんのお話をざっくり言うと、そんなお話だったと思います。
とっても大切なお話でした。