SDGsがめざす未来

2021年12月05日
今日は市民にやさしいあったか吉川市をめざす会の学習会に参加しました。

今回のテーマは「❝SDGs❞がめざす未来」、講師は市民の会・無所属の岩田京子議員でした。

岩田議員は私と同じくきよみの3丁目に住み、家もとっても近く、そして同じく2期目の女性議員ということもあり、考え方も近いところがたくさんあるのでいつも親しくさせていただいています。
SDGsについて議会の一般質問で最初に取り上げたのも彼女であり、SDGsについて非常に詳しいだけでなく、そこにこだわり積極的な活動をしている方だと認識しています。
今日の学習会、「なんとなく知っていた」ことの理解が深まり、整理がついてとても良かったです。

今日12月5日は「国際土壌デイ」だそうです。
SDGs(持続可能な開発目標)とは「すべての人々にとってより良い、より持続可能な未来を築くための青写真。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指す」というもので、2030年までに達成することが目標とされています。
1990年から2015年にはMDGs(ミレニアム開発目標)が取り組まれていましたが、それは「開発途上国における貧困問題の解決に向けて国連を始め各国政府などの諸機関によって策定された世界共通の開発目標」でした。
2015年から取り組みが始まったSDGsには、「クリーン・エネルギー」「適切な雇用・経済成長」「産業、技術革新」「社会基盤」「格差是正」「持続可能な都市・コミュニティ」「平和、法の正義、有効な制度」が加えられ、「あらゆる形態の貧困に終止符を打つことを目標とする行動計画」とされています。

SDGsウェディングケーキは、生物(地球環境)の基盤があることで、私たちの社会・経済が成り立っていることを表していて、貧困や教育など社会の問題を解決しても、水不足や気候変動など根本的な環境の問題が解決しなければ、人類の未来も地球の未来もありません。
SDGsの目指す目標や課題は互いに関連しあっていてどれも蔑ろにはできないものですが、その中でも「海の豊かさ」・「陸の豊かさ」・「気候変動への具体的な対策」が、今後の社会・経済を守るうえでも非常に重要です。

地球の4分の3を占める海は、二酸化炭素や熱の吸収をしています。
人間社会が排出する二酸化炭素により海水は酸性に傾き、海洋生物(プランクトンやサンゴなど)に多大な影響をもたらしています。そして陸にも・・・。

酸性雨が降ると今は土壌が酸を吸収しますが、吸収するときには同時にカルシウムイオンやマグネシウムイオンなど植物の生育に欠かせないイオンを手放していくそうです。
手放すイオンの順番もちゃんと決まっているそうで、最期に手放すのはアルミニウムだということでした。
アルミニウムは毒性があり、土壌が持っている間は悪さはしないそうですが土壌から離れて独り歩きし始めると問題が生じてくるとのお話でした。
植物の成長に悪影響をもたらすようです。

先月COP26が開かれ、残念なことに日本は「化石賞」を2回連続頂だいするという、非常に恥ずかしい事態でした。
CO2削減目標では、諸外国は削減目標を1990年または2005年に比べて○○%と打ち出しているのに、日本は2013年比という打ち出し方をしています。
2013年というのは東日本大震災の後ですべての原発をストップし、石炭火力に依存し、ガンガンと二酸化炭素を排出していた年です。
そういう排出量の最も多い年を基準にして46%減らすと言っても・・・💦
3.11以前の排出量を基準にして、さらに減らすという姿勢が本来求められるはずです。
そして日本の削減目標は、これを積み上げても2100年には2.7度上昇すると国連に指摘されています。
国の本気な姿勢が求められています。

二酸化炭素を出したら「炭素税」をとるという仕組みにすれば、自ずと企業努力により二酸化炭素は削減されるはずです。
しかし残念ながら日本は運輸部門では諸外国並みに税をとっていますが、「産業部門」「業務・家庭部門」「電気部門」からとっている税率は諸外国と比べると非常に低い現状です。
こういう政府の姿勢も、変えなければならないのだと思いました。

吉川市の温暖化対策費は74万円で、予算に対する割合はわずか0‣003%ととても低く、県内で33位。太陽光の補助以外には予算を充てていません。
類似団体とされている日高市は県内トップ、470万円、予算の0.250%を充当しています。
また吉川市の予算は太陽光発電への補助金にしか充当されていません。
他市では省エネ機器などにも充当されたり、個人宅だけでなく事業者の太陽光発電の設置などにも充当されているそうです。
岩田議員はこれまでも議会の中で、もっと手厚い補助を求めてきました。
そうすると市の答弁は、設置できる人しか設置できない、つまり不公平が生じるというような答弁でした。
でも誰かが太陽光発電を設置して、その結果二酸化炭素の排出量が少しでも減るのなら、決して不公平ではないとの岩田議員の発言は、とっても説得力のあるものでした。

岩田議員は自治体でできることとして、公共交通の整備を上げました。
確かに自家用車の二酸化炭素の排出量は、非常に大きいものだと思います。

今まで公共交通の問題を老後の問題、免許返納後の外出を支えるためのものと狭くしかとらえていなかったけれど、公共交通を整備することで自家用車での移動を減らしCO2削減につながるということからも重要な政策だと学びました。
私自身も以前はどこに行くにも歩いていましたが、最近では荷物も重かったり、ついでにどこどこに行かなきゃいけないしとか何かと理由をつけて、車での移動が増えています。
夏は暑いから、冬は寒いから、そして移動時間をゆったりと確保するだけの時間がないからと言って、車を使うことを何かと自分に許していました。
今日はそういう自分を深く反省し、二酸化炭素の排出をできる限り抑える暮らし方をしようと、自分自身を戒める契機にもなりました。
学習できて良かったです。

岩田京子さん、それからあったか吉川のみなさん、ありがとうございました。