「安倍晋三元首相の『国葬』への対応について」市に要望書を提出

2022年09月06日

8月末に政府が発表した国葬費用は2億4900万円。
今日、警備費や海外の要人の接遇費を合わせ16億6000万円との発表。
しかも岸田首相が言うには、本当の金額は国葬が終わってみないとわからないと・・・(@ ̄□ ̄@;)!!

察するに、政府が示した金額よりも安く済むということは考えられず、もっともっと高額なお金が使われるのではと非常に不安です。
こんなにもたくさんの国民が反対する中で、何故国葬を強行しようとするのか、不思議でなりません。
16億ものお金があるのなら、安倍政治が広げた格差と貧困、貧困対策に遣うべきだと心から思います。

私たち日本共産党吉川市議員団は今日、吉川市の中原市長と戸張教育長に国葬についての要望書を提出しました。
実は岸田首相が国葬を持ち出した時に、すぐに要望書を提出したいと思っていたのですが、もう少し情報を集めてから・・・などと思っているうちに出遅れてしまいました。
が、大阪府の吉村知事は「国葬に参加する」と表明していて、市民のみなさんから「中原市長も行くのではないか?」と不安の声がいくつか寄せられました。
また学校で半旗が掲げられたり、全校一斉に黙とうが行われたりするのではないかとの不安も多数寄せられました。

こうした中で改めて要望書を提出する意義を確認し、本日提出した次第です。
私たちが要望したことは、
①市長・教育長は国葬に参加しないでほしい 
②半旗の掲揚や弔意を強制する指示または通達を出さないでほしい 
③市民および市職員に弔意の表明を強制しないでほしい。
この3点です。

懇談した副市長は市長・教育長が国葬に参加するという話は出ていないということ、学校や市役所でも特に何かをするということは考えていないと対応してくださいました。
「今のところは」と強調されていたので、今後もその姿勢を維持していただきたいとお願いしておきました。
副市長はご自身が小学校4年生の時に、吉田首相の国葬があったことを記憶されていました。
小学校は半日で下校となり、家に帰るとテレビで国葬の様子が放送されていて、それが今も記憶に残っていると話してくださいました。
国葬とはまさにそういうことで、安倍首相が誰で、何をしたのかも知らない小さな子どもにまでその存在が記憶され、「神格化」されてしまう💦
安倍首相が掲げていた憲法改正や9条壊し、軍備増強政策がまるで素晴らしいことであったかのように国民の心に記憶されてしまう・・・💦
そしてその方向で政治が進められていく・・・💦
そんな状況は、絶対に避けたいです。