新型コロナウィルス感染症対策、地域医療を守るために

2020年04月06日

今日、日本共産党吉川市議員団は副市長と懇談をして、新型コロナウィルス感染症対策として2回目の要望書を提出しました。


今日要望した内容は、
1. 地域の医師・看護師等医療従事者の協力を得て、発熱した方の受療権を保障する「発熱者専用臨時受診センター(仮称)」を設置すること。
2. 同センターの感染予防策を充実させ、新型コロナウィルスの感染拡大防止に努めること。
3. 地域の診療所等医療機関の感染予防対策の充実に向けた支援を行うこと。
4. 専従者、フリーランスを含む個人事業主を傷病手当金の支給対象とするよう、国保条例の改正を行うこと。また、その財政支援を国・県に求めること。
5. 今年度の小中学校の学校給食費を無償とすること。
6. 今年度の0歳児から2歳児の保育料を無償とすること。

です。
先日、「発熱で受診した患者さんが、病院の玄関先で受診を断られている」というお話を聞きました。
感染拡大を防ぐために、医療機関としてはやむを得ない措置だと思いますが、医療機関によっては「発熱者外来」を別の空き室に開設しているとのお話も聞きました。
また地域の開業医さんなどでは、熱のある患者さんを隔離しながら診察している者の、コロナウィルス感染の不安は大きいというお話も伺いました。
そんなお話からヒントをいただき、今利用停止している公共施設のどこかに「発熱者専用臨時受診センター」のようなものを設置して、医療を受ける権利を保障することと、医療従事者の方々の感染リスクを減らすことが大事だと考えての要望です。

昨日だったと思いますが、森三中の黒沢さんが感染したことを公表しました。
黒沢さんは「味覚がない」という自覚症状があり、検査を希望して数件の医療機関をホッピングしたことが併せて報道されていました。
希望しても検査が受けられず、非常に不安だったことが伺われます。
本当は速やかに検査を受けられることが一番望ましいと思います。
またそれができないのなら、検査を拒否?した医療機関で、自宅待機が一番重要だということを丁寧に説明していたら、黒沢さんは医療機関のホッピングなどしなかったと思います。
きっと同じような事例は、たくさんあるのではないでしょうか。
こうしたことにも適切に対応することができ、不安に駆られずに落ち着いて自宅待機できるような説明やサポートが必要だと思います。
そうした丁寧な対応が、感染拡大を防ぐことに繋がるのだと思います。
そんな気持ちを込めて、要望させていただきました。