「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対する非難決議」全員一致で可決

2022年03月02日

今日、吉川市議会では「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対する非難決議」を全員一致で可決しました。

私たち共産党議員団では議会の最終日に採決する議員提出議案(通常は国や県に提出する意見書)について、今回はロシアへの抗議又は避難決議を提案しようと話し合い、準備を始めていたところでした。
でも今回、共産党議員団から決議文を提案したわけではありません。
議会全体で決議を挙げようという話が盛り上がり、しかもいつもと同じように議会の最終日まで待っていたのでは間に合わない、すぐに挙げようという話し合いが進み、今日、議会の開始と同時に自民党の松崎誠議員が決議案を提案、私も賛成議員として名を連ねさせていただきました。
決議文は全員一致で可決されました。
議会が一丸となってこうした決議を挙げられたことを、とても嬉しく思っています。

今日可決した決議文の全文をご紹介します。


ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対する非難決議

 我が国を含む国際社会が強く自制を求める中、ロシアは本年2月24日、ウクライナに侵攻した。
 ロシア軍によるウクライナへの侵攻は、力による一方的な現状変更を認めないとの国際秩序の根幹を揺るがすとともに、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害する明白な国際法・国連憲章違反であり、断じて容認することはできない。
 よって、本市議会は、今回のロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対し強く非難するとともに、軍の即時撤退、国際法の順守を強く求める。
 以上、決議する。
令和4年3月2日 埼玉県吉川市議会


ロシアのウクライナへの軍事侵攻については、多くの方から電話やメールなどで怒りの声をいただいています。
多くの人が危惧する中で軍事侵攻がいとも簡単に始まり、戦争とはかくも簡単に始まってしまうものなのかとの驚き。
そしてプーチンの「これは平和維持活動だ」との言葉が、かつての日本が中国への侵略を開始した時の言葉、「五族協和の平和のための行動」とそっくりだという声もたくさん寄せられました。
本当にその通りだと、私も思います。

戦争を知らない世代の私たち。
まさか本当に軍事侵攻するとは思いませんでした。
ウクライナの惨状を観るたびに、胸が痛んでたまりません。
もうこれ以上の攻撃はやめてほしい。
罪のない人々が、死んでいいはずがありません。
軍事力を持っているという事実の恐ろしさを、改めて思います。
軍事力を持っていなければ、誰も力で押さえつけようとは思わないでしょう。

日本も軍事力をどんどん強化し、今日本の軍事力は世界ランキング第5位だそうです。
軍事力強化ではなく外交力強化の必要性を、今改めて心から思います。