『ボクと、正義と、アンパンマン』

2025年05月21日

朝ドラ、『あんぱん』にハマりまくっています。

昨日、豪ちゃんの戦死通知が届けられ、涙なしには観られない展開です。
招集され、蘭子と思いを確認し合った時からもしかしたら・・・と思っていましたが、やっぱり亡くなってしまいました。愛する人を失いながら、「お国のために尽くした」「立派だった」「本望だ」と言わなくてはならない社会。なんと苦しく悲しく腹立たしい社会なのでしょう。
悲しいことを悲しいと言えず、悔しいことを悔しいと言えない社会。
嘘で塗り固めた社会。
それが戦争だと、改めて思います。

ドラマに触発されてやなせたかしさんのことをもっと知りたくなり、『ボクと、正義と、アンパンマン』やなせたかし著、PHPを読みました。

やなせさんの温かくゆったりとした人柄が伝わってきました。
小学校で習った『てのひらを太陽に』という歌が、実はやなせさんがスランプに陥り、絶望の淵にいたときにできた歌だったこと。
そういえば昔ちょくちょく買って読んでいた『詩とメルヘン』という雑誌は、やなせさんが編集していたこと。
その『詩とメルヘン』を支えたのは、戦争反対をはっきりと口にするサンリオ社長、辻信太郎さんだったこと。
などなどを思い出しました。

長男も次男も幼少期にハマり込み、ふたりの孫もハマり込んだ「それゆけ!あんぱんまん」。
何故子どもたちがこんなにもハマり込むのかはわかりませんが、子どもたちにとっては大いなる魅力の「あんぱんまん」。私も大好きです。

やなせさんも戦争に行き、弟さん(ドラマではちひろちゃん)は戦死されたことを知りました。
今後のドラマ展開、目が離せません。