今こそ、少人数学級の実現を
今日のしんぶん赤旗では、学校の閉鎖による影響での学習の遅れを取り戻すため、イギリスではイングランド地方の学校に対して1320億円の支援を行うそうです。
そしてそのうちの半分を初等・中等学校(5~16歳)で、個別あるいは少人数グループで授業を行うための支援策にあてられるそうです。
・・・いいなぁ(⋈◍>◡<◍)。✧♡
吉川市の6月議会では、政府の第一次補正予算を反映させた補正予算2億8,820万1,000円が提案され、6月11日に全員一致で可決されました。
そしてそのうち学校教育に充てられる予算は1億6,814万6,000円です。
そしてその使い道ですが、
東中と中央中の修学旅行費のキャンセル代 324万5,000円。
栄小学校と旭小学校のトイレの様式化の設計委託料(実際の工事は来年)
1,470万7,000円
そして、残りの1億5,019万4,000円はGIGAスクール構想を前に進めるために使われます。
文科省のホームページには、「1人1台端末」の早期実現や、家庭でも繋がる通信環境の整備など、「GIGAスクール構想」におけるハード・ソフト・人材を一体とした整備を 加速することで、災害や感染症の発生等による学校の臨時休業等の緊急時においても、ICTの活用により全ての子供たちの学びを保障でき る環境を早急に実現と書かれています。
この間の学校が休校だった間の子どもたちのことを考えると、一見早急に実現してほしい課題のように思えます。
問題点も様々に指摘されていますので、また改めてその問題についてはお知らせしたいと思います。
今、国の方針に基づき、市内の小中学校ではこうした取り組みがすすめられようとしています。
旭小学校や栄小学校のトイレの様式化もずっと課題だとされながら、「大規模改修に併せて実施する」と言われ、ではいつ大規模改修を実施するのかと聞いても納得のいく答弁はありませんでした。
それが今回、コロナを機に一気に進められることとなりました。
それはそれで、良かったと見るべきなんだと思います。
それで、私たち共産党議員団も補正予算には賛成しました。
ただ思っていることは、本当に教育の現場で三密を避け、感染症を予防するためには少人数学級を実現するしかないだろうということです。
共産党議員団は、この3年間毎年全ての小中学校の訪問をさせていただきました。
その中で感じたことは、小学校の高学年や中学生にとっては教室は狭いということでした。
狭い教室にみっちりと、身体が大きく成長した児童生徒の皆さんが机を並べていて、夏場は余計と暑そうでした。
元々子どもたちの豊かな学びを保障するためにも、教職員の過重労働を改善するためにも少人数学級の実現は求められてきました。
三密を避け、感染予防に努めなくてはならない今こそ、この長年の要望を実現させる時ではないでしょうか。
私たち日本共産党市議団が5月25日に市長に提出した第三次要望書でも、教員の加配やボランティアの活用を求めました。
市の回答では「加配については、申請可能なものについては積極的に進めていく」とのことでした。
厚労省のホームページを見ると「感染状況に応じて」「最終学年」という言葉が出てくるので、流行した地域にだけ、それも最終学年だけだと考えているように見えます。
学校が休校になって影響を受けたのは、流行の有無にかかわらず全ての児童生徒の皆さんだと思います。
全ての小中学校の全ての学年、できれば全てのクラスに加配を実施して、少人数学級を実現させてほしいと思います。
そして感染リスクの少ない安全な環境で、しっかりと丁寧に学べるような保障が必要だと考えます。