冷たいなぁ

2023年12月17日

一昨日、15日(金)に12月議会が終わりました。
この任期最後の議会でした。

今回私が一般質問で取り組んだことのひとつは、子ども医療費の問題です。
埼玉県は来年度から、子どもの医療費を無料にする対象年齢を現在の就学前までから通院は小学校3年生まで、入院は中学3年生までに拡充する方針を示しました。
その代わりにというのもなんですが、県の助成を受ける自治体には県の政策集に沿った事業の実施と報告が求められます。政策集に示されているのは①子どもの医療費の無料化の対象年齢の引き上げ②産後ケア事業の拡充③子育て世帯を包括的に支援する「こども家庭センター」の新設などです。

今回の議会で、私は改めて子ども医療費の対象を18歳まで拡充するよう要望しました。
私は昨年12月議会でも子ども医療費18歳までの拡充を求め一般質問しましたが、「関東近県で見ても、埼玉県の補助対象の割合が低い。県の市長会を通して、対象拡充を強く要望させていただいている」という答弁でした。
こういう答弁があって、今回の県の対象拡充・・・。
私は当然、吉川市も来年度から子ども医療費の対象を18歳までに拡充すると答弁するものとばかり思っていました。
ところがどっこい(@ ̄□ ̄@;)!!

市の答弁は、「子ども医療費は全国統一的に国が対応すべきもの」「今年3月、国に対し全国市長会を通して要望している」「現在決めていることはない」というものでした。

思わず、「冷たいなぁ」という言葉が口をついて出そうになりました。
私は確かに県のやり方もおかしいと思っています。どうして全県統一的に実施しようとしないのか。
各自治体の子育て支援策の拡充と引き換え条件のような対象拡充のやり方は、おかしいです。だけど今、埼玉県内でも63自治体中33自治体が18歳までを対象にしていて、全国的にも18歳までの子ども医療費が広がりつつあります。
議会でも私だけでなく、自民党の議員からも要望が出されています。
どうしてすぐに「やろう!」とならないのか、市の姿勢はとても残念です。

こういう冷たい市政に対して、市民のいのちとくらしをまもる施策を今後も求め続けていきたいと思います。
来月の市議会議員選挙に向けて、全力で頑張ります