口上芸☆啖呵売

2024年11月20日

今日は第三水曜日、つながるサロンきよみ野の開催日でした。

今回は、口上芸☆啖呵売の万年筆丸さんが飛び入り参加してくださいました。

バナナのたたき売りの芸で、映画フーテンの寅さんに必ず出てくる叩き売りのような口上でみんなを笑わせる、きみまろみたいな芸です。
今日は実際の叩き売りはありませんでしたが、普段は実際にバナナをたたき売っているそうです。
東京都公認ヘブンアーティストの資格を取得しているので、普段は上野公園などで演じているそうです。市内でも老人福祉センターや様々な催しに呼ばれていて、とても有名な方だそうです。
本当に寅さんが口任せで(と言っては何ですが)口上を語っているようで、ただただ面白くてゲラゲラと笑いました。
こんなに笑ったのは久しぶりな気がします。

バナナのたたき売りをする人は昔(多分60~70年前頃?)はたくさんいたそうですが、今では全国に6名しかいなくて、そのうちのひとりが万羊筆丸さん、あとの5人は九州にいらっしゃるそうです。
何故九州に多いかと言うと、もともとバナナのたたき売りが始まったのが九州だったとのお話でした。

私が子どもの頃もバナナは高級品で熱を出した時に買ってもらえるくらいで、滅多に食べることができませんでした。
すごく昔、まだ小学校に入学する前の話ですが、バナナに纏わる忘れられない記憶があります。
姉の学校行事で母は姉と一緒に一日出かけなくてはならない日がありました。そういう時はいつもは私も連れて行ってくれたのですが、その日は父と二人で留守番でした。
私は物心ついたころから父がとても苦手だったので、父と二人のお留守番は正直苦痛でした。
が、その日は二人で買い物に行って、父が大きなバナナをひと房買ってくれたのです。それが甘くてとっても美味しかったことが、今でも忘れられない記憶です。
万年さんの向上を聴きながら、ふとそんなことを思い出しました。
昭和モード満載のお話だったからかな 。