口論ではなく討論を~稲葉剛治議員に反省を求める決議~
9月議会も佳境に入った9月17日、10時の議会開始と同時に進行がストップされ、午後4時半近くにようやく再開されるという、異常な事態が起こりました。
本当なら午前中に終わるような議会が、延々と休憩が続き、閉会は夕方6時を過ぎていました。
こんな異常事態となったのは、未来会議よしかわの稲葉議員の言動を巡ってのことでした。
ことの発端は9月13日に開催された建設生活常任委員会でした。
吉川美南駅東口周辺地区1号調整池の工事請負契約が議題となっていました。
しかしその調整池については事前に設計等の資料が提出されることなく、工事請負契約が議案として提出されました。
建設生活常任委員会の降旗委員長は、自ら設計図等の資料の配布を担当課に要求し、審議がより一層深まるよう準備して委員会に臨みました。
こうして配布された資料に基づいて、委員会では伊藤正勝議員が設計に関する質問を重ねていきました。
しかしそれに対して稲葉剛治議員は、「違うだろう」「関係ないだろう」と、恫喝とも受け取れる不規則発言を17回も繰り返し、伊藤議員の質問を妨害し、委員会を混乱させました。
文字起こしした文書を見ると、最後には「ふざけんな」と、驚くような発言までありました。
更に稲葉議員は自分が委員会でこうした行為を行ったことは書かずに、結果的にSNSに事実を歪めた形で発信しました。
こうした稲葉議員の姿勢が問題視され、17日の議会は朝からストップしたのでした。
代表者会議で長時間審議され稲葉議員に謝罪を求めましたが、稲葉議員は「降旗委員長が求めるなら、謝る」と答え、議会への謝罪は拒みました。
その結果市民の会無所属の斎藤詔次議員から「稲葉議員に反省を求める決議」が提案され、賛成多数(未来会議、公明党が反対)で可決したという次第です。
私はこの日、会派代表として代表者会議に出席し、とにかく疲労困憊した一日でした💦
日本共産党吉川市議員団は今年も市民アンケートに取り組んでいます。
寄せられた回答の中に、「議員は口論ではなく討論をしてほしい」という声がありました。
非常に大切な市民の声と受け止めています。
意見があるなら議会のルールに則って発言すれば良いし、議会のルールを守るべきだと思います。
意見の違いがあることは当然ですし、自分とは違う意見を潰すのではなく尊重する姿勢が必要だと思います。
その人がなぜそう考えるのかを大切に考える姿勢が必要だと思います。
恫喝するような態度で封じ込めることはあってはならないことだと考えます。
「口論ではなく討論を」。
この言葉を大切に胸にしまいながら、この先の議員活動を担っていきたいと思っています。