市議選に向けたスタートアップ集会
年末もいよいよ押し迫ってまいりました。
今日は御用納め、そして吉川市の市議会議員選挙投開票までちょうどあと1ヵ月です。
私たち日本共産党は様々な調整に手間取ってしまい、選挙選にはかなり出遅れてしまいました。
気持ちはとても焦っていますが、今日は市議選に向けたスタートアップ集会を開催しました。
私は今週月曜日に発行された「東部読売新聞」の話をしました。
1面と2面に「わがまち 今年の“一番”」と題して、春日部市を含む東部地域6市1町の今年のニュースベスト5が掲載されているのです。
越谷市と松伏町が今年のニュースの1番にあげたのは、6月の豪雨災害でした。
草加市・越谷市・三郷市が2番にあげたのは子育て支援策でした。
三郷市は今年から運転免許証を自主返納した方に対してタクシー券の配布を始めたということも、ニュースの中にあげられていました。
松伏町が3位にあげたのは、買い物難民に対して移動スーパーを始めたというニュースでした。
各市町が市民の暮らしを大きなニュースとして取り上げる中で、吉川市が1番にあげたのはなまずサミットの開催。2位は八坂まつりの4年ぶりの開催。そして3位はアクアパークのリノベーションでした。
私は東武読売新聞を購読していないので全く知りませんでしたが、ある市民の方が「ほかの自治体はちゃんと市民の暮らしを一番にあげている。吉川市は市民の暮らしはそっちのけで、イベント重視なのか!」と怒りの声を寄せてくださったことで、初めて知りました。
記事を読んでみると、確かに市民の方を向いているとは思えません。
この記事は各市町の広報課に問い合わせて書かれていて、広報課が市長・町長の意向を汲んで答えていることは恐らく間違いのないことだと思います。
そして、こういうところに中原市政の冷たさを感じてしまう私です。
中原市政の冷たさは、昨年3月議会に出された「高齢難聴者の補聴器購入費用助成制度の創設を求める請願」が賛成多数で採択されたにもかかわらず、未だに制度をつくろうとしない姿勢からも感じます。
「補聴器・・・」の請願にも、今年9月議会に出された「学校給食費の無償化を求める請願」にも、市長を支える未来会議のみなさんが躍起となって趣旨採択(=実質ほとんど否決)に持ち込もうとした事実からも、市長自身が発行するチラシに「選挙が近づくと学校給食費を無料にと言い出す議員がいる(笑)」と書いたことにも、やはり冷たさを感じないわけにはいきません。
9月の学校給食費無償化の請願に対する文教福祉常任委員会の審議の中では、市長を支える未来会の議員は「何でも全額無料で持ってやってくれ、持ってやってくれと申す議員にだけはなりたくない」といった後で、「将来への責任がない」と続けました。
私はその言葉に衝撃を受け、将来への責任とは一体何なのか、暫く悩みこみました。
でも、今は思っています。
国は今、5年間で43兆円も増額するという軍事予算の確保に必死となっていて、国民にいかに増税をするのかに躍起となっています。
企業は自分たちの儲けのことしか考えていません。
では、市民の暮らしを守るために発言できるのは一体誰なのか。
議員が市民の暮らしを守る立場に立たなくて、一体誰が市民の暮らしを守るのか。
私はやっぱり市民の暮らしを守る議員になりたいと思います。
そういうことを今日はお話させていただきました。