幸せを実感中

2024年05月23日

結婚した時、私は子どもは3人欲しいと思っていました。私には姉が一人いるけれどあまり仲良くなかったこともあり、兄弟姉妹は多い方が良いと思っていた気がします。
長男がすぐに生まれたのであとの二人もすぐに生まれるだろうと思っていたら、とんでもありませんでした。
二人目不妊と言うか妊娠はするのだけどすぐに流産を繰り返すという状況で、二人目をなかなか産むことができず、その頃はとても辛い気持ちでいました。
今のように何か言う時慎重になるという時代ではなかったので、スーパーに買い物に行っても魚屋のオジサンに「なんだ、子どもはひとりかい?早く二人目を産まないと子どもがかわいそうだ」と言われたり😢
義母にも「ごはんをたくさん食べて、早く元気な赤ちゃんを産んだらどう?と言われたり。
その頃はとても心が荒んでいて、魚屋さんには「あなたに言われる筋合いはない!」と思ったし、義母にも「ごはん食べれば赤ちゃんが産めるなら、いくらでも食べるわよ!」と思ったものでした。さすがに口には出しませんでしたが。

医師からは妊娠はするのだから「受精」や「着床」の問題ではなく、妊娠を維持するための黄体機能が低下していることが問題だと指摘されました。妊娠したと思ったその瞬間に受診するように、黄体ホルモンを服用して妊娠を継続させることが大事だと言われました。
でもその時から妊娠すらしなくなってしまい、焦りに焦る気持ちがある日ぷっつりと切れてしまいました。そして、もう不妊に悩むのはやめて自分の人生を生きよう、楽しく生きようと思うようになりました。わざわざ新宿に行って、すっごくかわいいスカートを買いました💕
不思議なもので、その瞬間に妊娠しました。
黄体ホルモンを維持するための薬をすぐに飲み始め、無事に二人目を出産することができました。
そうしてようやく生まれたのが次男くんでした。
あの辛かった日々は一体何だったのだろうというほどすんなりと、生まれてきたのでした💖

生まれたら生まれたで、二人目の子育てはとても大変でした。
何が大変だったかと言うと、アレルギーでした。
次男君は哺乳瓶の乳首をとても嫌がって、生まれてすぐ、まだおっぱいもちゃんと出なかったときにも病院で出されるブドウ糖液を絶対に飲みませんでした。
1カ月検診の時、おっぱいを相当飲む赤ちゃんだったのでさぞや体重が増えていることだろうと思っていたのに、500㌘も増えていなかったことにびっくりしました(普通は1kg増える)。アレルギーがひどくて、栄養が吸収できていなかったようでした。
3歳で幼稚園に入園した時に給食が食べられるようになることを目標にしましょうと主治医に言われ、毎日アレルギー日誌を付けながらアトピーと向き合う日々となりました。
そして少しだけ大きくなると、今度は喘息になり、夜中に何度も小児科に駆け込む日々となりました。午前中に受診して、午後になってまたひどくなって受診して、夜になってまた駆け込む・・・。そんなことの繰り返しで、とても疲れました。
吸入器を購入して自宅でほとんど毎日吸入もしたし、旅行にも必ず吸入器を持って出かけました。病院で留置針を刺してもらって、連日自宅で点滴をしたり💦
そういえば、保育園にもお昼寝の最中に吸入をさせてもらいに通いました。
そんなことを何度も何度も何度も繰り返しながら、次男君は次第にしっかりとした大人に成長していきました。

大学院への進学を機に家を出たので、その後のことはほとんど知りません。
ずっと大切な人だったことだけは変わりません。

そんな次男君が新たな人生のスタートを切ることが決まりました。この先どんな人生を生きていくのかわかりませんが、その決断を心から応援したいと思います。
悩んだ末に生まれた息子がいる、その息子が自分の人生をしっかりと生きている。その事実に大きな幸せを感じています。