所得の低い高齢者の負担が重くなる、介護保険制度の改悪(@ ̄□ ̄@;)!!

2021年07月24日

今日のしんぶん赤旗、2面の記事を読んで驚きました(@ ̄□ ̄@;)!!
特別養護老人ホーム・老人保健施設などに入所する低所得の高齢者の食費・居住費を減額する補足給付制度が8月から改悪されようとしているとの記事です。
月2万~7万円の負担増となる人が続出し、施設を出なければいけなくなる高齢者が生まれる恐れもあると・・・💦
補足給付を受けられる人の資産用件が見直され、厳しくされるということ。
それから年間収入が「120万円超~155万円以下」の入所者の食費が、現在の日額650円から1,360円と倍以上に引き上げられるとのことです。
現行で月約2万円の負担が、月4万2千円となるそうです。
これは、大変なことだと思います。

所得の低い方々が入所を諦め、退所を余儀なくされてしまうのではないでしょうか。

私の母も例外ではありません。
母の様子がおかしくなってきたころ、一度我が家に連れてきたことがありました。
このまま我が家で最期まで過ごすことになっても仕方ないとの思いも込めて、連れてきました。
若いころの母はそれなりに社交的で、どんなところに行っても誰とでも打ち解けて話す人でした。
でも年老いた母はもう、そんな適応力がありませんでした。
田舎にいれば、子どものころからの知り合いが周りにたくさん済んでいて、毎日誰か彼かと楽しくおしゃべりをすることができましたが、遠く離れた埼玉で母の話し相手は家族以外誰もいません。
市の老人保健センターは市民でなくても使えると聞き、母に行くように勧めましたが絶対的に拒否でした。
田舎の方言で、気軽に話せるような場所でなくては行きたくない、どこにも行かないと強く言い張りました。
そして、田舎に帰ることを望みました。

仕方なく田舎に返し、お泊り付きのデイサービスなども使いながら在宅生活を試みましたが、それも間もなく限界となりました。
サービス付き高齢者住宅に入所させようかと思いましたが、田舎には低所得者向けの低額の施設はなく、高くてとても無理でした。
特別養護老人ホームに入所させたいと考えました。
特養の入所は要介護3以上が条件ですが、吉川では独居などの場合、本人が希望して市が認めれば要介護1でも入所できます。
しかし高齢者の多い田舎では、要介護3以上でなければ入所申請すらできません。
やむにやまれず、介護老人保健施設にもう数年にわたって入所を続けています。
昨年めでたく???、要介護3になったので特養に入れようと思い申し込みをしましたが、岐阜の田舎では要介護4~5にならなければ特養入所は無理だと言われ、今も待機中です。
今、母の年金ギリギリで入所費用の支払いができていますが、これ以上費用がかかるようになったらどうしたら良いか・・・。
高齢者から介護を奪い去り、路頭に迷わせるような負担増。制度の改悪。
本当にひどいと思います。
91歳。
お金もないのに、長生きするのが悪いのでしょうか。