改めて、新中川人道橋
1カ月ほど前に、6年前の中川の人道橋でのひき逃げ事故と安全対策の必要性について書かせていただきました。
その後担当部長とのお話の中で、階段の登り口に「バイク通行禁止」という大きな看板が設置される予定だと聞きました。
もしかしたらそろそろ設置されているかもしれないと思い、見に行ってきました。
残念ながら、まだ設置されていませんでした。
改めて担当課でお話を伺うと、発注した看板は既に出来上がっていて、あとは職員さんが設置しに行くだけの状況になっていると教えていただきました。
ひとりの市民の方が事故に遭い、辛い思いをした中で安全対策の必要性を感じ、それを市に要望し、市もそれにこたえて対策を講じる・・・。
とても良いことだと感じます。
それにしても6年前、何故そんな事故が起きたのでしょう。
この水管橋を管理するのは埼玉県企業局新三郷浄水場です。
新三郷浄水場で浄水処理された水は、三郷市・吉川市・草加市・越谷市・川口市・八潮市の一部に水道用水として送られています(給水対象人口:約100万人)。水管橋は、この水を越谷・草加・川口方面に送るためのものです。
水管橋の上に人道橋が設置され、幅は1.5m。自転車2台がちょうどすれ違うことができる程度の広さです。階段の登り口の少し奥手に、「この道路は自転車歩行者専用道路です。自転車で通行される方は登り下りは危険ですので、自転車をおりて通行してください。バイクの通行は禁止します。台風時は閉鎖します」と、吉川市役所と吉川警察署の連名で注意喚起しています。
そこを暗闇の中でバイクが走行し、自転車を押しながら歩いていた被害者の方は下を向いて歩いていたのでバイクに気が付かず、気付いたときにはバイクのライトが眩しく光り、あっという間に轢かれてしまったと話していました。
しかもひき逃げ事故で犯人は未だに逮捕されず、被害者の方には深刻な後遺症が残ってしまいました。
階段の登り口に「バイク通行禁止」と大きく目立つように看板を設置してほしいというのが被害者の方の願いですが、今回それが間もなく実現する見込みだということです。
被害者の方の願いにこたえていただけて、本当に良かったなぁと思います。
そして、実は私は今回この相談をいただくまで、この橋が人が歩いて通れる橋だとは全く知りませんでした。
知ってみると、実は越谷や草加方面の高校に自転車で通学する高校生にとっては、とっても大切な通学路だということもわかりました。
そういう橋ならなお一層のこと、安全であってほしいと願います。
今回初めて橋の上に上がってみましたが、今進められている中川の堤防の強化工事がとてもはっきりと見えました。
盛土事態はかなり進んでいることがわかりました。
来年1月末までには終了するという計画です。
今年の日本共産党吉川市議員団の市民アンケート、水害の不安の声はたくさんありますが、駅南地域の堤防の脆弱さを不安視する声は全くありませんでした。
堤防の工事が、市民のみなさんにとって大きな安心材料になっているのだと感じます。