自治体要請キャラバン

2023年07月07日

今日は自治体要請キャラバンでした。

埼玉県は1972年から1992年までの20年間、畑やわら革新県政続きました。
自治体要請キャラバンがスタートしたのは畑県政が終わった1993年で、今年なんと30回目を迎えました。毎年この時期に県内63自治体すべてを回り、職員さんと社会保障について懇談・要請をしています。

議員になって以来毎回参加してきましたが、今回は参加者も多く、様々な要望が出され、職員さんからも率直なお話があり、意義深く面白いキャラバンでした。

国民健康保険の加入者は高齢者・年金生活者が多く、物価が高騰するのに年金は上がらず厳しい生活が強いられているのに、そこに更に国保税の増税計画。
担当職員さんはその状況を十分認識していて、だからこそ急激な負担増にならないように頑張っていることが率直に語られました。また県の方針があることも・・・。
一方参加者からは、県の職員に聞くと決して県が一方的に進めているわけではないと言うということ。ワーキンググループを作り、市町村と話し合いながら進めているが市町村から反対意見が上がらないので実態として県の提案通りに進んでいるにすぎないと言っているとの発言がありました。
県の言いなりになるのではなく、市民はこれ以上の負担に耐えられない、決して県の方針に納得しているわけではないときちんと伝えてほしいとの要望が出されました。

キャラバンを推進する埼玉県社会保障推進協議会が事前に行ったアンケート調査によると、後期高齢者の人間ドッグ受診への補助をしていないのは吉川市の他春日部市と狭山市の3市のみ。
吉川市でもぜひ実施してほしいとの要望も出されました。

身障手帳1級を持つ年配の方からは障害者なので市からバスチケットが年に36枚届くけれど、市役所に来るのにそれを使ってしまうと不足してしまうのでバスで来るしかない。しかしバスで来るには、その地域から市役所行きのバスは1時間に1本しかない。
こういう現状を何とかしてほしいと、とてもリアルな要望が出されました。

生活と健康を守る会の方からは、生活保護についてホームページで「国民の権利」だとしっかりと謳うこと、生活保護について知らせるポスターをしっかりとホームページに掲載すること、ホームページで生活保護のしおりがダウンロードできるようにすることなどが要望されました。

とても大切な話が、市民と職員と率直に柔らかい雰囲気で話し合われ、とても充実したひと時でした。
参加者のみなさん、職員のみなさん、ありがとうございました。