道路問題を考える会
2020年10月13日
今日は「道路問題を考える会」の皆さんが、市の道路公園課の職員さんをお招きして開催した学習会に参加させていただきました。
道路の作り方・作られ方、市が取り組んでいる道路事業計画、道路問題が発生したときの解決方法等のお話を伺いました。
9月議会で、先輩の遠藤義法議員や同僚の飯島正義議員の質問で明らかになったこととも重なりましたが、私にとってはとても分かりやすい学習会でした。
- 吉川橋について
新しい橋の完成は、今年末。
4車線のうち、最初は北側の2車線のみ通行可能。
南側の2車線には重機を置き、現在使用している仮橋の撤去作業を行うとのこと。
そのあと南側2車線の整備を行い、完成は令和4年4月の予定です。
新しい橋が完成したら橋の渋滞が緩和して、越谷方面への移動が楽になるでしょうね💕
- 東埼玉道路について
レイクタウンの横を走る道路です。
八潮市八条の外郭環状線から、越谷市・吉川市・松伏町を通って春日部市水角で4号バイパスと合流する計画です。
今は吉川市川藤でストップしていますが、川藤から松伏町田島までの3.8㎞の区間について、用地取得が順調に進めば令和7年春ごろ開通の見通しとのことです。
更に、東埼玉道路の上を走る自動車専用道路を作る計画です。
八潮市八条~松伏町田島まで、9.5㎞について新規事業化が既に決定しています。
今年は八潮~松伏間の調査・設計をすることになっているそうです。
須賀・榎戸地域にインターチェンジができる見込みです。
10年くらいでできると良いなぁと考えられているそうです。
- 三郷吉川線(桜通り)について
桜通りは今、三郷インターからずっと4車線で気持ち良く走れる道路となっていますが、武蔵野線をくぐり、「一之橋」の交差点から北が急に2車線の道路になっています。
そのために、このあたりでは渋滞が起きています。
今、この交差点から南は県道になっていて、交差点から北は市道です。
吉川橋の完成と同時に「一之橋」から桜橋まで、つまり吉川橋から東に走ってきて桜通りとぶつかる交差点までの部分が県道に変わる予定とのことです。
そして吉川橋の完成に合わせて、この部分が4車線化されるそうです。
そして更に、桜通りは関小学校を過ぎた交差点から北は2車線道路ではありますが、とても狭い道路になっています。
この整備に向けて、今協議が進められようとしています。
東埼玉道路のインターチェンジとのアクセスを良くするために、この道路の整備が進められようとしているところです。 - 新設の流山橋
三郷市の流山橋の渋滞を避ける目的で、新たに橋の建設が進められているそうです。
2023年までの完成を目指すとされていて、吉川市からのアクセスも良くなるようです。 - 三郷料金所スマートインターチェンジのフルインター化
三郷料金所スマートICはこれまで水戸方面への入り口、水戸方面からの出口はありましたが、東京方面へ・東京方面からの利用ができない「ハーフインターチェンジ」でした。
これを東京方面も利用可能なフルインター化しようという計画が、今進められているところです。 - 道路の補修について
市には毎年、700件程度の道路に関する要望が寄せられるそうです。
陥没・段差・草刈などなど、さまざまな要望です。
その中の7割弱程度の要望に対応しているそうです。
優先順位は、市民のみなさまの身体・財産に影響が及ぶものを最終戦に対応しているということでした。
道路の拡幅などはなかなか進まず、振動や騒音の問題も決して放置しているわけではないがなかなか及ばない点もあると、話してくださいました。
参加者からいくつかの要望が出されました。
市内で唯一の総合病院に向かう県道の歩道は狭く、側溝の蓋ががたがたしていたりして歩きづらい。
車の通行量が多いので、自転車で車道を走ることはできない。
自転車で側溝の蓋の浮き上がりのために転倒してしまい、怪我をした。
ベビーカー、車いす、シルバーカーの人たちが通りにくい。
中央病院に行く、市民にとって最重要な道路、何とかしてほしい。
こんな要望が出されました。
私もずっと同じように思っていましたが、実際に地域に住んでいる方からの声は説得力があり、とても重いものでした。
また道路の補修について、優先順位があることはわかるけれど、要望してもずっと積み残されて対応されない状況はあってはいけないのでは。いつ出された要望かということも大切に対応してほしいとの声もありました。
市民の率直な思いを担当職員に伝えられる場。
とても貴重だと思いました。