『共に生きる』上映会

2024年03月24日

今日lはおあしす多目的ホールで、映画『共に生きる』の上映会が開催されました。
天才書家と呼ばれる、ダウン症の金澤翔子さんとそのおかあさんを描く作品です。
金澤翔子さんの作品を初めて見たときは驚きました。
人の心をとらえて離さない、ものすごく魅力的な書だと思いました。

映画の中でお母さんが語っていたのは、翔子さんが5歳の時、翔子さんも含め近所(?)の子ども数人に書道を教え始めたとのこと。
書道を教えるというより、放課後の子どもたちの安全を守るというような意味だったようです。
翔子さんは初めて筆を持った時からその持ち方がとてもしっかりとしていて、「上手くなるだろうな」という予感を抱いたとのことです。
翔子さんのお父さんはダウン症の子どもは1,000人にひとりしか授からない、大切な子どもだと、とても大切に育てたそうです。
お父さんは早くに亡くなってしまいましたが、「翔子は書道が上手なのだから、20歳になったら個展を開いてあげたい」と生前に話していたことを思い出し、お母さんは翔子さんが20歳になった時、1回限りのつもりで開催したそうです。
その個展が反響を呼び、同時に「本当に本人が描いたものなのか」という疑いを持つ人も現れ、そんなことがきっかけで次第に人前で揮毫するようになり・・・。

お母さんから見ると「翔子は自分で、次第に書家になっていった」そうです。
翔子さんとお母さんの思いが率直に語られ、素晴らしい映画でした。

今回の上映は私も所属している「子どもの居場所をつくる会 SKYせる」、それから「育成会」「吉川市発達を支える会 ビリーブ」「学校に行かない子を持つ親の会」、そして吉川市障害福祉課・生涯学習課・社会福祉協議会が実行委員会を作り、取り組んだものでした。
私は実行委員会には全く出られずオマケのような存在でしたが、今日は朝から夕方まで充実した一日を過ごさせていただきました。
素晴らしい作品の上映に係ることができたこと、感謝です。