吉川市の3月議会が始まります

2024年02月23日

26日から、3月定例議会が始まります。
既に議案が届き、説明会も終わりました。
今回上程される来年度予算案には、私たち共産党議員団だけでなく自民党や公明党の議員さんたちも要望してきた、子ども医療費18歳までの無料化が盛り込まれました。
埼玉県が昨年9月に県としての子ども医療費の補助を拡充することを明らかにし、この新たな方針を受けてお隣の越谷市や松伏町、八潮市でもすぐに今年の4月から18歳までを無料の対象にすると明らかにしました。
しかし吉川市は、昨年12月議会での私の質問に対して「まだ何も決めていない」と言葉を濁し、曖昧な姿勢を示しました。
一体何をためらうことがあるのだろうと思っていましたが、今回の施政方針と予算案に盛り込まれたことは嬉しいことでした。

その他にも感動したのは、一昨年9月議会で求めたファミリーシップ制度を導入することになったことです。
この年の2月、LGBTのカップルに対して行政として婚姻と同等の関係と認める「パートナーシップ宣誓制度」がスタートしました。
しかしこの時全国では、一歩進んでLGBTのカップルと一緒に暮らす子どもも「家族」として認める「ファミリーシップ制度」を導入する自治体が出てきていました。
一緒に暮らす子どもが「家族」として認められないと、保育所の入所申し込みができないとか、入所できてもお迎えの時にも恐らく支障があるものと思われます。
それから子どもが重い病気をしたときに入院に同意したり、病状説明を聞いたりすることにも影響があります。
また、同じお墓に入れるかどうかという問題にも繋がります。
こうしたことから私は「パートナーシップ宣誓制度」に留まらず、「ファミリーシップ制度」の導入を求めたのでした。
確か公明党の五十嵐議員も同様の要望をしていたかと思います。
今回この制度の導入が施政方針に盛り込まれたことは、とても嬉しいことでした。

もう一つ嬉しかったのは、一昨年12月議会で「校内フリースクール」の設置を求めましたが、「スペシャル・サポート・ルーム」という名前で来年度から南中学校に設置するとの施政方針です。
これは私だけでなく、使用した言葉は多分違っていたと思いますが、林議員や大泉議員、互元議員なども要望していました。
不登校のお子さんの中には「学校の門はくぐることができるけれど、教室には行けない」という子もたくさんいると聞いたことからの要望でした。
施政方針に盛り込まれたことを嬉しく思います。

こうした素晴らしい前進もありますが、国民健康保険税・介護保険料の負担は更に重くなり、水道料金の値上げ案も上程されています。
市民生活がますます厳しくなっている状況の中で、慎重に考えなくてはならない課題だと思っています。
3月議会、がんばります。