未来は変えられる!戦争ではなく平和なくらし!
5月3日(土)、今年も東京臨海広域防災公園で憲法大集会が開催されました。今年のテーマは「未来は変えられる!戦争ではなく平和なくらし!」でした。
9条の会@よしかわのみなさんや、同期で仲良くしている松伏町議の平野千穂さんと一緒に参加しました。

実行委員会を代表し、菱山南帆子さん(「許すな!憲法改悪・市民連絡会」事務局長)の挨拶をしました。
憲法集会は今年10年目を迎えましたが、菱山さんのお話は憲法集会の10年の歩みとその取り組みの意義、これからの取り組み等について簡潔に分かりやすくまとめられたものでした。
10年目を迎えた憲法大集会
10年前、横浜の臨港パークで、分断と対立を乗り越えた初めての憲法集会が開催され、3万人を超える人々が集まりました。この成功がその後の戦争法と対決する、2015年安保闘争の大爆発へと繋がりました。翌年から有明防災公園へと場所を移し、コロナ禍以前には6万人を超える人々が集まった年もありました。
コロナ禍では三蜜回避が叫ばれ、市民運動は大打撃を受けました。それでも憲法集会の火を消すことはできず、国会正門前からオンライン中継をしながら継続してきました。
幾度も訪れた改憲の危機を跳ね返してこられたのは、紛れもなくこの憲法集会を中心とした私たちの粘り強い市民運動があったからと確信しています。
軍事に頼らない政治こそ
今、台湾有事を口実にいつでも戦争できる体制づくりが進んでいます。沖縄では在日米兵による性暴力事件が繰り返されています。これは単なる個別の事件ではなく、軍事によって社会が覆われる中で起きる構造的な暴力に他なりません。戦争と性暴力は表裏一体です。
だからこそ平和を守ること、軍事に頼らない政治こそが真の人権保障であり、憲法の精神そのものです。
今世界はウクライナとガザを争点に排外主義と分断が吹き荒れ、世界的な戦争の危機が進行しています。
今こそ、平和憲法に守られ、平和憲法を生かそうと闘ってきた私たちはこの世界的危機の只中に打って出る時ではないでしょうか。
分断を阻止する要は
トランプ現象と性差別撤廃に対するバッククラッシュは、一体のものとして世界中に広がっています。
トランプを真似た非常戒厳攻撃に対する韓国の民衆の立ち上がりは、痛烈な反撃の狼煙となりました。ユン・ソンギョル支持派は韓国の国旗と星条旗を持った男たちで占められ、ユン・ソンギョル弾劾派は女性・若者を中心とした多様な結集であり、両者の違いは鮮明でした。
あらゆる分断の先には、戦争が手招きをしています。その分断を阻止する要は女たちの連帯とパワーに他なりません。
憲法を以て平和をつくり出すとき
かつて侵略と戦争で世界を壊し、自滅してきた日本。今度はミサイルで戦争をつくり出すのではなく、憲法を以て平和をつくり出すときではないでしょうか。
7月には参議院選挙があります。与野党逆転や改憲勢力を追い詰めるだけではなく、選択的夫婦別姓に反対する議員は次々と落選するくらいに運動を盛り上げましょう!
これは家父長制と一体である、戦争に対する戦いでもあります。
未来を切り開く運動は楽しくあるべきです。信じられる未来のため、明日からまたそれぞれの職場・地域・学校で運動を広げていこうではありませんか。