館川志の輔独演会~おかえり気仙沼2025~
2025年06月23日
ちょっと遠かったけど、志の輔落語を聞きに気仙沼に行ってきました。
「おかえり気仙沼2025」と銘打つ、志の輔さんの独演会。
東日本大震災の翌年からずっと、地元のみなさんのご尽力で気仙沼を励まし活気づけるために取り組まれてきた企画のようです。

私は今年初めて参加しましたが、第一回からずっと参加しているというリピーターさんも多く、とても素晴らしい企画でした。会場の市民会館は1000人以上を収容する大ホール。それが恐らく満席の状態で、10年以上にわたり続けてきた事実の重さを感じたり、とっても温かい独演会でした。
志の輔さんの落語、演題はわかりませんが大岡越前の「三方一両損のお裁き」と詐欺師のお話し。
今時の詐欺はとても笑うことはできませんが、落語の中での詐欺の話はなんだかとても面白く、大声で笑い続けた2時間あまり。
楽しいひと時でした。
気仙沼には始めて行きました。
が、東日本大震災の時の津波の様子はテレビに何度も何度も繰り返し写し出されました。
街中のあちこちに津波はこの高さまで来た!という浸水深が表示されていて、それが驚くような高さで、言葉がありません。
港のすぐ近くに多分震災後に作られたと思われるお洒落な建物があり、何だろうなぁと思って覗いてみて気が付きました。
数年前に放映されたNHK朝ドラ「モネ」、震災後の気仙沼(亀島)を舞台とした、清原果耶さんが主演を務めたドラマでした。
モネが気象予報士の資格を取った後、地元気仙沼の人たちに丁寧な気象予報を伝えたいと思い、帰省して勤め始めたラジオ局。
そのラジオ局が入った建物で、実在していたのだと知りました。
多分「ムカエル」という建物だと思います。
あちこちに「モネ」の写真が今も掲示されていて、このドラマが震災後の気仙沼に与えた影響を思いました。