東埼玉資源環境組合議会常任委員会合同視察に行ってきました

2025年11月14日

今年は一年間、東埼玉資源環境組合議会の議員を務めています。
昨日から一泊二日で、その常任委員会合同行政視察に行きました。昨日行ったのはいわき四倉町にある、「メルテックいわき株式会社」さんでした。

メルテックさんはゴミの焼却炉から排出される焼却灰を再資源化し「人工骨材」をつくり、またその中に含まれる金属を磁石の力で選別し、それを売却するのだそうです。
「人工骨材」を私は整形外科手術で使用する「人工骨」と大勘違いをしてしまい、ごみを燃やした灰から「人工骨」の材料を作り出すなんて凄い!!スゴ過ぎる!!社会は自分の知らないところでものすごく進歩していたんだと思いながら伺ったのですが、途中で「人工骨」の材料ではなく「人工骨材」で、路盤材やアスファルトの下敷き・個人宅の庭の敷石などに使うもので、一般的に「スラグ」と呼ばれるものだと知りました😅
自分の思い込みの激しさが恥ずかしくなりました(笑)

焼却灰をコークスで加熱、溶融処理を行い、それをゆっくりと冷却することによって比較的大きなスラグができるのだそうです。
溶融炉の見学をした際、かなり粉塵が待っていることに気付きました。
気付きながらも一歩建屋に近づいて写真を撮ろうとしたときに、気管支の弱い私は「失敗した!」とすぐに思いました。
マスクに眼鏡に軍手に防止に足袋に完全防備していたのに、粉塵を吸い込んだような呼吸が苦しくなる感覚を覚えたのでした。そして、いつもの咳の発作が始まってしまいました😅

一通り見学を終えた後で質問の時間が設けられたので、職員のみなさんの健康管理について質問をしました。
職員さんはN95のような95%粒子(?)を捕集するマスクを着用し、年に2回健診を行っていて、今のところ塵肺などは発生していないとのお答えでした。
ただいわきの工場は操業してまだ7年半程度で、川口市などの鋳物職人のみなさんにみられる塵肺はその仕事を30年、40年と継続した中で起きているのではないか、今現在発生していないから大丈夫とは言い切れないのではないかと質問したところ、帰りがけに代表取締役の方がわざわざ「貴重なご意見をありがとうございました」と言いに来てくださり、とても驚きました。
今後も誠実に職員の健康管理に取り組んで下さるものと確信することができました。

貴重な学びを得ることができました。
メルテックいわき株式会社のみなさん、ありがとうございました。