災害支援ありがとう、でも戦地には行かないで!

2026年02月28日

3.11の時に長男は仙台に住んでいました。
ライフラインがなかなか復旧せず、自衛隊のみなさんに大変お世話になりました。今でも、あの時の感謝の気持ちは忘れていません。

昨日、大宮駐屯地所属の自衛隊のみなさんが「被災地への災害派遣を命じられた自衛隊が、道路網の断絶により車両の通行が困難な状況下にあっても、徒歩により被災地に来援できるようにすることを目的」として行進訓練を実施しました。
越谷市のしらこばと公園から松伏町を通って吉川市へ。
松伏から中川沿いの道路を南下し、吉川交番栄町3区自治会館運動公園永田公園運動公園を行進しました。

中原市長は2月20日に始まった3月定例議会の施政方針で「本市で実施していただけることになった」、25日の代表質問に対しても「これまでの自衛隊との連携の成果」だと誇らしげに語りました。
市のホームページには行進訓練実施のお知らせと共に「お時間がございましたら、沿道にてお声掛けをお願いします」の一言。

昨日はたまたま通りがかった市民のみなさんのお話によると、沿道の保育所に市長が赴き、園児や自衛隊員のみなさんと一緒に写真を撮ったり握手をしたり、敬礼したりしていたそうです。
そして最後に運動公園では激励の挨拶。

越谷市では公共施設は提供したけれど、事前告知や市長挨拶はなく、危機管理課は「(自衛隊には)様々な意見がある。共催でもないため場所の提供以上の協力はしていない」(東京新聞の記事より)とのこと。
松伏町は町民がびっくりするといけないので情報提供のみしたと聞いています。
中原市長の姿勢は越谷市長や松伏町長の姿勢とは一線を画し、非常に前のめりの姿勢だと感じます。

市民には様々な意見があります。永田公園でも「応援」に来た人もいれば「見に来た」人もいました。
保育所に子どもを預けている親御さんたちも、いろんな考えの人がいるはずです。子どもたちが自衛隊員と握手したり敬礼したりするのを喜ぶ人もいれば、複雑な気持ちを抱く人も当然いるはずです。
市長の行動には、そういう様々な意見があるという前提が見えていないように思えます。

私は色々と悩んだ末、9条の会@よしかわのみなさんと一緒に「災害支援ありがとう! でも、戦地には行かないで」というプラカードを持って沿道に立ちました。
自衛隊がアメリカとの合同訓練に組み込まれ、憲法9条に自衛隊を書き込もうとする動きが加速化され、もしかしたら本当に自衛隊員が海外に行ってアメリカの戦争を戦わされる時がすぐそこにまで来ているかもしれません。
自衛隊員のみなさんに戦地に行ってほしくはありませんし、戦闘させられるのはもっと嫌です。
そういう気持ちを込めてのプラカードです。

今の高市さんの政治が続いて行けば、子どもたちが大人になる頃、どんな社会になっているでしょう。本当に戦争する国になってしまっている可能性は否定しきれません。
そういう時代に向かっていきそうな勢いを感じる今、子どもたちに「自衛隊員になりたい?」と言うことは、とても罪深い気がしてなりません。無責任な言葉にも聞こえます。

今日の東京新聞「こちら特報部」に大きく掲載されました。