PCR検査センターへの交通手段が確保されました
一昨日、7月31日(金)、吉川市では臨時議会が開催されました。
国のコロナ対策第二次補正予算を受けての吉川市の一般会計補正予算。
コロナ対策について、様々な提案がされました。
その中で最も私が注目したのは、「PCR検査センター用飛沫循環抑制車」の購入費用3,039,000円の予算案が計上されたことでした。
5月に吉川松伏医師会のご尽力で、吉川市にもPCR検査センターができました。
火曜・金曜の週二日、13時半~14時半の開設。
1日10件程度の検査数。
検査センターには自家用車で来場することとなっていました。
このことを日本共産党吉川市委員会が発行する『新吉川』でいち早くお伝えしたところ、「嬉しい」「安心した」という声と共に寄せられたのは「車のない人はどうやって検査に行けばいいのか?」との声でした。
確かに、高齢で運転免許証を返納してしまった方とか、車がない方はたくさんいらっしゃると思います。
・・・どうしたら良いのか?
6月議会の一般質問で質問しました。
「車での来場が困難な方については、かかりつけ医から保健所に相談している」との答弁でした。
草加保健所に電話をして、かかりつけ医から相談を受けた場合保健所はどのように対応しているのかと問い合わせたところ、近隣のPCR検査を実施している医療機関を紹介しているとの答えでした。
では、その医療機関まではどのように行ったら良いのか、バスやタクシーに乗っていくわけにはいかないのではないかと質問しましたが、「そこまでは・・・」と、保健所では関与・関知していないというお答えでした。
それなら、一体どうしたら良いのか???
日本共産党吉川市議員団は、6月に全会派合同で提出した要望書で、その搬送について市内タクシー業者さんなどと契約を結び、安心して検査を受けに行ける体制をつくるべきだと要望しました。
今回PCR検査センターを受診するための公用車の購入が提案され、車がない人も万が一のときには安心して検査を受けに行ける体制ができました。
嬉しいことだと思います。
公用車の購入に関連して、PCR検査センターの運営状況について質問しました。
その中で分かったことは、PCR検査はこれまでに104件実施されているということ。
その中で数件、自家用車がなく、どうしたら良いかかかりつけ医から保健所に問い合わせたとのこと。
7月旬以降、検査件数が10件になる日が3日間あったとのこと。
6月議会の一般質問で、感染状況に応じてPCR検査センターの柔軟な対応は可能なのかと質問しましたが、その時の答弁は「必要に応じて吉川松伏医師会と話し合っていく」というものでした。
今何か話し合っているのかと質問したところ、8月から隔週(第一・第三)水曜日にセンターの開設日を増やすということが分かりました。
購入する公用車は健康増進課の職員が運転するということで、検査センターの開設日が増えても職員で対応可能とのことでした。
せっかく飛沫循環抑制、つまり感染対策が充実した車を買うのだから、私は感染確認された方々の入院や療養施設への入所に際してもこの車が使えたら良いのにと思いました。
車がなくて困る人、絶対にいるのではないでしょうか。
厚労省の事務連絡「新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養マニュアル」を読むと、交通手段は「公共交通機関を避ける観点から、民間救急車の活用
や、宿泊施設の協力を得て、バスやレンタカーを用意しておくなど、可能な限り搬送手段を確保しておく」と記されています。
それなら、せっかく購入する公用車を運用しては・・・と思うのですが、健康長寿部長の答弁は「それは県の仕事と認識している」というものでした💦