吉川市役所、バス停の話

2020年09月07日

今日の議会は、昨年度の決算の審議でした。
私は今回、公共交通の問題についていくつか質問をしました。
その中でも気になるのが、『吉川市役所』バス停の問題です。

実は今、日本共産党吉川市議員団は市民アンケートを実施しています。
まだ回収を初めて間もない段階ですが、今回も公共交通の問題について様々な要望が寄せられています。
その中に、吉川市役所バス停の問題も書かれていました。

市役所が今の場所に移ってくるまで、このバス停の名前は『市民交流センターおあしす』でした。
吉川駅発おあしす行きバスの終点であり、おあしす発吉川駅行きバスの始発のバス停でした。
その頃は今の市役所のスペースはおあしすの駐車場と、広い空き地でした。
そしてバス停はこの広い空き地の中にありました。

市役所がこの場所にできて、バス停は市役所左側の道路に出されました。
残念なことにこの道路は普通の2車線道路で、終点・始発にあたってバスが待機できるようなスペースが全くありません。
道路の更に東側は運動公園になっていて、道路を広げるような余地もありません。
私もこの道路をよく使いますが、始発バスが停まっているととても危ないと感じます。
バスを抜いて前に進みたいのですが対向車が結構多いこと、その更に先が下り坂になっていて、向こうからやって来る車が十分には見えないのです。
バスを抜くためにセンターにはみ出してしまうと、対向車と衝突してしまう可能性があると思うのです。
以前一度、窓口の職員さんに危ないと思う、バス停を市役所の敷地内にした方が良いのではないかと話しをしたときに、市役所の敷地内に敷設したアスファルトが浅いので、バスの重量・走行に耐えられないと説明を受けました。

今回のアンケートの回答にこの問題が記されていて、やっぱり他の方も危険だと感じていらっしゃるのだと改めて思いました。

市は、この危険な状況については認識していました。
そして危険を回避するために、始発バスは他の待機所で待機していただき、このバス停に長時間とどまらないようにお願いしているという答弁でした。

このバスを運行している東武バスさんにも見解を伺いました。
東武バスさんも私たちと同じように危険を感じているというお話と、バス停にできるだけ長時間滞在しないように努力はするものの、お客様からは「どうして始発なのに、こんなに遅く来るのか」とお叱りを受けることもあり、難しさを感じているとのお話もありました。
道路が狭いので、以前と同じように市役所の中にバス停があり、そこから発着できるのが一番理想だと感じているとのお話もありました。

でもそれを実現するためには、アスファルトを厚くしてバスの重量に耐えられるような工事が必要だと思われることや、多分駐車場スペースを削るなどスペースを確保するための工夫が求められると思います。
これは一朝一夕でできることではなく、住民の皆さんと一緒に要求していくことが必要なのかなぁと思いました。
何か、形にしていけると良いのですが💦