学びの会

2022年05月21日

NPO法人フォーユー研究会がつばさ高等学院・つばさスクールと協力して学期ごとに開催する「学びの会」に、ほぼ毎回参加しています。
会に参加されるのはつばさ高等学院・つばさスクールのスタッフのみなさんをはじめ、市内外で不登校の問題に取り組むみなさん、その他毎回いろいろな方が参加され、参加するたびに新たな学びがあります。
今回の学びの会は19日に開催されましたが、いつもにも増して充実した内容だった気がします。

つばさスクールの若い職員さんのお話からは、生徒さんのヘビーな悩み相談にどう向き合ったら良いのかと悩み・迷いながら、自分なりに一生懸命向き合おうとする姿が垣間見えました。
社会人になった最初の職場が精神科病棟で、精神疾患に苦しむ患者さんたちとどう向き合ったら良いのかと悩み・葛藤した20代初期の自分と重なり、ほのぼのとした気持ちになりました。
そういう悩みを大切にしながら、温かい支援者になってくれるといいなぁと・・・。

それから、発達支援と放課後デイサービスに取り組む事業所のみなさんの発達支援への熱い思いをお聞きしました。
矛盾を感じながらも、軍隊のように規律を重んじないと立ちいかない学校の現実をお聞きしたり。
それでなくても思春期でとても難しい時期の子どもたちの中に発達に課題のあるボーダーラインの生徒も複数いて、授業やクラス運営を進めながら受験サポート・いじめ・不登校などたくさんの問題に対応しなければならない教職員の忙しさ。
せめて中学校も35人学級だったら、もう少し行き届いた教育ができるのでは・・・。
と、Max39人の生徒を担当する中学校の先生の生々しい声をお聞きしたり。

小学校では30人学級が進められています。
全国的には3年生までの30人学級が今年、実現したはずです。
吉川市は昨年の時点で3年生までの30人学級を実現し、今年は4年生までをすべての小学校で30人学級にしました。
でも30人学級が言われているのは小学校までです。
中学校は40人学級のままです。
中学校の少人数学級の実現、これから取り組んでいくべき課題だと思いました。

とても意義深い「学びの会」でした。NPO法人フォーユー研究会のみなさま、つばさ高等学院・つばさスクールのみなさま、ありがとうございました