マアルハートバンドさん
2024年09月13日
昨日もお伝えした、9月4日に開催された川口9条の会の学習会。
牛島貞満さんの講演の前に、第一部としてマアルハートバンドさんのミニコンサートが開催されました。
マアルハートバンドさんは二人のユニットですが、そのうちの一人の方のルーツにとても驚きました。
なんとおばあさんはアイヌ、おじいさんは朝鮮半島から強制連行された朝鮮人。お祖父さんは強制連行されて夕張炭鉱で過酷な労働を強いられ、仲間数人と共に脱走。北海道の日高地方にはアイヌしか住んでいないような地域があり、そこでまだ若かったおばあさん一家に助けられて一緒に暮らすようになり、やがておばあさんと結婚したのだと。
そしてお二人は普段は辺野古などで歌っているとのこと。
アイヌや強制連行や辺野古や八重山諸島の自衛隊基地建設の歌などがあり、その歌詞にもメロディにも二人の声にも感動のひと時を過ごさせていただきました。
司会の方のお話によると、私たち日本人はアイヌが朝鮮人を助けたという話は全く知らない話ですが、実は韓国の方に聞くととても良く知られている話しだというのも意外でした。
またもう一つ司会の方のお話で印象に残ったのは、その方が語学留学で中国に行った際、「何人(なにじん)か」と聞かれたので「日本人だ」と答えたそうですが、それは全く通じなかったそうです。
そして「大和か?」と聞かれたので「そうだ」と答えると、やっと納得してもらえたとのお話でした。
日本人は一つの民族だと思い込んで過ごしているが、実は大和民族・アイヌ民族・琉球民族の多民族国家だということを改めて認識したとおっしゃっていました。
そうだったんだ!