魅力がいっぱいの吉川市立図書館(⋈◍>◡<◍)。✧♡

2020年08月25日

昨日市立図書館でお話を伺った中で、感動したことがいくつかありました。
その一つが、吉川市の活発な図書館活動でした。

埼玉県図書館昨日市立図書館でお話を伺った中で、感動したことがいくつかありました。その一つが、吉川市の活発な図書館活動でした。

https://www.sailib.com/cyosa/?action=common_download_main&upload_id=3341

埼玉県図書館協会のデータ(平成30年度)によると、人口一人当たりの貸し出し冊数は6.24冊でなんと県内12位Σ(・ω・ノ)ノ!
県内平均は5.26冊です。
貸出冊数全体を見ると447,434冊で26位、県内の平均は612,077冊。
人口が多い市町村の方が全体の数字は大きくなりますが、市民一人当たりを見ると図書館が活発に利用されている自治体だということがよく分かります。

吉川市の図書購入費は12,775,000円で県内図書館では34番目です(県内平均は17,959,000円)。
それを人口一人当たりの図書購入費で見ると178円で、県内図書館で29位(県内平均は154円)。
蔵書冊数で見ると418,532冊で県内20番目で、平均蔵書数は369,678冊。
人口一人当たりの蔵書数は5.83冊で県内11番目、平均は3.18冊。

人口規模約72,000人という街で、おあしすの市立図書館・視聴覚ライブラリー・中央公民館・旭地区センターと4つの図書館があるということ自体が、図書活動が活発に行われていることを表していると、司書の方が教えてくださいました。

活発な図書活動を支えているのは図書館員のみなさんの高い専門的であり、また非常に前向きなお仕事ぶりだと感じました。
「お客様が手に取って不快な思いをしないように」と本や資料図書などの収集・保存・利用者への提供を行う・・・。
それには「何を収集し、何を保存するべきか」という知識や専門性、それから「この本にはどういう特徴があるのか」といった、本に対する飽くなき探求心が求められていると感じました。
図書館司書・図書館員の仕事は、とても高い専門性が求められるのだと思いました。
図書館に置かれている本は、医学・法律・土木・産業・福祉・文学・・・、ありとあらゆるジャンルに別れていて、図書館を利用する方々のニーズも本当に多種多様だと思います。
そのニーズに応えながら、「ぜひこんな本を読んでほしい」と紹介もし・・・。
すごく幅広く、奥深い仕事だと感じました。

学校の図書館司書さんと連携したり、学童保育に団体貸し出しを行ったり、県立図書館や国会図書館との連携、相互貸借・・・。
そういう意味でも、幅広いお仕事だと思いました。
図書館司書・図書館員のみなさんの専門性を高めるために、県立図書館や市立図書館の指定管理会社などで活発な研修が開催されているそうです。
今年はコロナの影響で研修が中止になっていることがとても残念と、お話していただきました。

図書館員のみなさんのこういうお仕事に支えられて、活発な図書館利用がされているということ、素晴らしいことだと思います。

今回図書館にお話を伺ったきっかけは、数日前にお伝えしました吉川市在住の西木暉さんの小説『異国の丘に』でした。
レファレンス係の方から、西木さんは何年にもわたって満州・シベリア抑留の調査を続けられ、たくさんのレファレンス担当者が関わったということや、西木さんが必要とする資料を国会図書館や県立図書館から借り受けるために奔走した職員さんもいらっしゃったことをお聞きしました。
一冊の小説が、そんな風にして多くの方々に支えられ書き上げられたという事実にも、改めて感動しました。