動物死体処理委託料

2022年12月05日

今開かれている吉川市の12月議会の補正予算に、「動物死体処理委託料」42万円の増額予算が計上されています。
こうした予算は過去3年間の実績の平均値で当初予算を組んでいるそうです。
今年度の上半期の実績が245件で、年間の件数が当初の見込みを上回る510件になるものと見込み、増額予算を組んだとの説明を受けました。
1件当たりの処理料は税込みで7,000円。
今回の増額で年間予算は357,000円です。
私は野良猫さんに関わったばかりだったのでとても気になり、何故死体処理件数が増えているのか、担当の環境課に聞きに行きました。
わかったことは路上での鳥の死亡件数が見込みよりも多いということでした。
特に鳥インフルエンザが流行っているというような状況でもないので、見込みよりも多い程度のことだと受け止めました。

ただ驚いたことは、犬や猫などのペットも死ぬと「ゴミ」扱いだということ。
自宅で飼っているペットも、「ゴミ」として市に依頼することができるというのは驚きの事実でした。
ただ吉川市の委託先は単純にゴミとして焼却処分にしているというのではなく、きちんと合同慰霊をしてくれる事業者さんと契約しているということで、そこは安心しました。

念のために動物死体処理件数について、過去5年間の年次推移を資料請求させていただきました。
飼い主のいない犬と猫、「その他」は鳥とか車にひかれて判別不能になっている動物が含まれているそうです。
年次推移でみると、それでも猫さんの路上死は減っているのかもしれませんが、逆にその他は増加傾向のようです。
数年前に草加の動物愛護センターに視察に行ったとき、今は野良犬はほとんどいないというお話でしたので、路上死した犬さんたちは迷子犬か何かだったのかもしれません。
一方猫さんは毎年150件前後の路上死があり、野良猫がまだまだ多い現実を示しているように思います。

全く知りませんでしたが猫の繁殖力は非常に強いそうです。
一度の交尾でほぼ100%妊娠し、妊娠期間は2カ月、子猫への授乳が終わるともう次の妊娠が可能なのだそうです。
多ければ年に4回も出産することができ、一度に4~8匹出産するそうですから、1匹の野良猫さんがもしかしたら年に16~32匹もの子猫ちゃんを生んでいるかもしれません。
野良猫さんに出産させないこと、そもそも野良猫さんを生み出さないことがとても大切なのかもしれません。
野良猫対策を本気で考えていきたいと思います。

因みにですが、先日来お伝えしている猫さんの話です。
ご自宅のすぐ近くで野良猫さんが赤ちゃんを産んでしまい、困って私に相談してくださった方。
その方から昨日お電話をいただき、お母さん猫を家で買うことにしたそうです。
捕獲大作戦の時、捕獲に成功しいざ連れて行こうというとき、その方は「淋しい💦」とおっしゃっていました。
短期間でも水と餌をあげてお母さん猫の無事と赤ちゃんの成長を見守ってくださり、愛情が芽生えたことはその時はっきりと感じていました。
それが自宅で飼う決意に繋がるなんて、素敵です(⋈◍>◡<◍)。✧♡
先日八潮からわざわざ保護しに来てくださった日本共産党の元八潮市議、郡司怜子さんと連絡を取り、意向を伝えたとのこと。
郡司さんに勧められて二階建てのケージを購入し、これから迎えに行ってくるとの嬉しいお電話でした。
なんだかとても温かいお話で、じんわりとした優しい気持ちがこみ上げてきます(⋈◍>◡<◍)。✧♡