新型コロナウィルス感染拡大でたくさんの不安の声が寄せられています

2020年03月31日

今日は市内のあちこちを徒歩で回り、新型コロナウィルスの問題で困っていること、悩んでいること、不安なことなどたくさん方々からお話を聞かせていただきました。
先日テレビのニュースでも、今年大学の卒業を迎える方が内定を取り消されて、泣くに泣けない状況と報道されていました。
同じようなお話が、身近なところで実際に起きていることが判りました。
再就職先の仕事がなくなってしまい、採用が取り消されてしまったとのお話をいただきました。
来月の家賃・水光熱費の支払いにも困る状況で、こういう相談はどこにしたら良いのかと聞かれました。
こうした状況の方々を想定して、厚労省は3月25日からすあぁ福祉協議会を窓口に緊急小口資金の貸し付けを始めたことや、厚労省から「新型コロナウイルスに関連した生活困窮者自立支援制度の活用について 」という文書が出されているので、市で相談に乗ってもらえることなどをお伝えしました。

建設現場で働く下請け労働者の方からは、もし工事がストップしてしまった時、生活はどこまで保障されるのかとの不安の声が寄せられました。
しっかりとした経済的支援が必要だと思います。
大規模で少し先まで見通した、中長期的な支援が必要だと思います。
もう、イージスアショアとか買っている場合ではなく、本当に国民の命と暮らしを守るための政策が求められていると思います。

また、こんな声もありました。
市外の病院に受診したら、発熱で受診した人が玄関先に立つ職員に入室を断られ、家に帰れと言われていた。家に帰ってどうしたら良いのか?せめて解熱剤の処方だけでもしてもらえないのか?一般人には、家に帰ってどうしたら良いかまるで分らない・・・とのお話です。
私は医療従事者なので、確かに発熱していて感染の可能性がある人を院内に入れることはできないだろうなぁと思います。
でも、では「どうしたら良いか」「どんなことに気をつけて過ごせば良いか」、自宅待機するにも最低限の薬はあるのか、それを手に入れるためにはどうしたら良いのか・・・。
そう言った、細やかな説明は求められていると思います。
情報がなければ無いだけ、みんな不安を強くしていくと思います。
こうしたことも、もっと報道されるべきだと思いました。

また、年配の方からはこんなお話がありました。
公共施設が全部利用停止となり、老人福祉センターもお休み、なまらん体操もお休み、外出も自粛。そんな中で、足腰がどんどん弱っていくと。
確かに、フレイル予防の視点で考えても、社会性の低下が身体機能に影響を与えていくわけで、フレイル予防の考え方が正しいことを改めて感じてしまいました。
高齢者の方々の健康維持に向けて何ができるのか、考えなくてはいけないと思いました。

こうした状況が続く中で、いつもやっている公民館やおあしすでの活動ができず、活き活きとした生活が失われています。
みんながそれぞれ色々な形でストレスを抱え、欝々としている状況だと感じます。
情報が不足していると感じます。
丁寧な情報提供が求められていると感じます。
昨日私たち日本共産党吉川市議員団は市に申し入れ書を提出して、情報を整理してわかりやすく市民に伝えることを要望しました。
政策室長はホームページに掲載できるように努力すると答えてくださいました。
こうした取り組みが、本当に求められていると改めて思いました。

明日は雨が降るそうで、桜ももう終わりを迎えるようです。
今日はまだまだ、とっても綺麗でした。