新型コロナウイルス対策第4次要望書も提出しました

2020年10月28日

日本共産党吉川市議員団が実施した市民アンケート。
今年は1面を新型コロナウイルスの問題に特化したアンケートにしました。
Q1.新型コロナウイルスについて不安に思うことは、どんなことですか?
Q2.あなたの暮らしは新型コロナ禍前と比べていかがですか?
Q3.市の新型コロナウイルス感染症対策の進め方や情報提供などについて、満足していますか?
Q4.不満の理由はどんなことですか?

こんな内容です。
当然だとは思いますが、新型コロナウイルスの問題については関心が高いのだと思います。
毎年続けている市民アンケートですが、528通の回答というのは私が議員になってから初めてのことで、とても驚きました。
結果を集計した中で分かったことは、「熱が出たり味がしなかったり、感染したのかな?と思うような症状が出たときにどうしたらいいのか、わからない」「PCR検査は受けられるのだろうか?」と不安を抱いている人がとても多いということでした。新型コロナウイルス感染症への基本的な対応についての不安の声が、とても多いと感じました。
またくらしについての設問からは、コロナによる経済的影響よりも精神的な影響が非常に大きいと感じました。勿論、経済的ダメージがないという意味ではありません。
ただ寄せられた声の中には、「常に不安」「落ち着かない」など精神的な影響を訴える声はとても多くありました。
市の施策や情報提供に「不満」「やや不満」と答えた人の割合は55%でした。
不満の理由は「生活支援策」「事業者支援策」「子どもの支援策」の充実を求める声よりも、「情報がない」「市が何をしているのかわからない」「どこに相談して良いのかわからない」との声の方が多いのも、非常に特徴的だと感じました。

市が情報提供をしていないわけではありません。
市のホームページや広報で情報提供はしています。
でも、市民には届いていないか、「届いていない」と感じている市民が多いのだと思いました。
市民アンケートは全戸配布したのですが、それが目に留まって回答をくださった皆さんからの回答です。決して無関心だったり、情報をキャッチできない方々ではないと思います。
そういう皆さんが「情報がない」と感じるという事実は、非常に重い事実だと感じます。

こうしたことから今回は予算要望とは別に、新型コロナウイルス対策についての要望を改めて出そうということになり、第4次要望を提出させていただきました。
要望した内容は、

  1. (仮称)「新型コロナウイルス情報特集」パンフレット・チラシ等を作成し、すべての市民に届けること。内容として、
    ①発熱等の症状がある場合の対応
    ②PCR検査センターの開設曜日・費用・交通手段等
    ③「陽性」と診断されたときの対処方法
    ④感染者に対する市の支援(在宅で療養する新型インフルエンザ等患者への見回り、 食事の提供、医療機関への移送等の支援が可能であること)
    ⑤感染者家族等への支援
    ⑥国・県・市、それぞれの暮らし・事業者支援策
  2. PCR検査体制の充実を図ること
    医療・介護従事者等を対象に、「症状がなくても定期的にPCR検査を行う事業」を実施すること。
  3. 国の持続化給付金対象の有無に関わらず、困難な状況に直面する事業者を経済的に支援する、市独自の施策を行うこと。

上記3点です。
副市長から、市の方でも情報提供の方法について何か検討しようと動き出しているとのお話があり、少しホッとしました。