朴葉寿司

2021年08月17日

岐阜の郷土料理と言えば、なんといっても五平餅。そして朴葉寿司に鮎の塩焼き、鮎の甘露煮。そして秋に採れる様々な種類のキノコ料理・・・。
2年前に亡くなった伯母は、夏になると毎年、食べきれないほどたくさんの朴葉寿司を送ってくれたものでした。
田舎らしい、ちょっと味の濃いそのお寿司は、かつては我が家では決して好評ではありませんでした。
お寿司と言うのは、マグロやイカやタコや卵焼きがのったものだろう・・・みたいな。
シイタケやら蕗やらタケノコやら佃煮やらののった寿司は、私以外の家族にとっては「寿司」とは言い難いものだったのだと思います💦

しかし毎年毎年繰り返し送られてきて、家族みんなで大量に食べるその味は、いつしか我が家にとってとても大切な味になっていました。

今回、岐阜に帰り「そうだ!朴葉寿司をみんなに送ってあげよう(⋈◍>◡<◍)。✧♡」と思い立ち、「朴葉寿司送るけど、欲しい人いますか?」と家族のグループLINEに書き込んだら、全員から即座に「食べたい!」と返信がありましたΣ(・ω・ノ)ノ!
そして送ってあげると全員がとても喜んで、「おばあちゃんが吉川に来るなら、朴葉寿司食べるのもこれが最後だね」と名残惜しそうな子どもたちからのコメントが返ってきました💕
旦那クンももっとたくさん送ってほしかった、もっと食べたかったというようなことを言っていて、いつの間にか朴葉寿司が我が家にとっての大切な「食」の一つになっていて、我が家の夏の風物詩の一つになっていたと知りました。
私の田舎の郷土料理の一つに過ぎないのに、埼玉・東京に住む人たちの「思い出の味」「心の味」になっているって、なんだかとっても素敵なことに思えます。

母を迎えに岐阜に行くときは、五平餅を食べたいと思う私です。
子どものころ、五平餅はどこの家でも自宅で作っていました。
私の家にも、五平餅を焼くための囲炉裏がありました。
来客の時とか、地元のお祭りのときにはその囲炉裏を使って五平餅を焼いて、みんなで食べたものでした。
亡くなった伯母から五平餅のたれのレシピ、聞いています。
五平餅キットも買ってあります。
いつか自宅で五平餅を焼いて、子どもたちや孫たちみんなに食べさせてあげたいなぁ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

昨日、特養に母の入所の申し込みをしました。
明日、優先順位がわかるそうです。
岐阜では老健施設に入所していることで、とりあえず身の安全は確保されているとみなされるので、特養入所の優先順位はかなり低くなるそうです。こちらでは、老健施設から退所の勧告を受けているということで、ポイントが上がるそうです。
それでも認知症がないことや、住民票が岐阜にあることなどでポイントが下がるそうです。
どういう結果になるのかわかりませんが、とにかく早く安心したいなぁと思っています。