2026 第12回平和のための吉川・戦争展
昨日開催の平和のための吉川・戦争展。
午前の映画上映「荒野に希望の灯をともす」には130名、午後の反貧困ネットワーク事務局長・瀬戸大作さんの講演には80名、延べ210名の方が参加してくださいました。

「荒野に希望の灯をともす」。素晴らしい作品でした(⋈◍>◡<◍)。✧♡

干ばつが続き、井戸は枯れ葉て、飢えと感染症が蔓延し、農業も壊滅していったアフガニスタン。そこで最も犠牲になるのは子どもたち。
医療だけで人々のいのちを救うことに限界を感じていた中村哲さん。
その頃中村哲さんは当時10歳の次男を脳腫瘍で失い、「今に見とれ!この世の不条理に一矢報いてやる。天国で待っとれ」というような言葉を残しています。この言葉は私の記憶の断片に過ぎず、実際に中村哲さんが残した言葉はもっとずっと奥深く、中村哲さんの強い覚悟のようなものを感じさせる一言です。
そして中村さんは独学で建設・建築を学び、先人の知恵に学び、アフガニスタンの住民のみなさんと共に何年もかけて枯れ果てた地に用水路を誕生させました。
その用水路は大地を潤し、農業を蘇らせ、人々のいのちを支えるものとなりました。
中村哲さんのこうした業績はあまりにも有名ですが、その原動力のようなもののひとつに息子さんの夭逝があったことは初めて知りました。
午後の部の反貧困ネットワーク事務局長の瀬戸大作さんの講演。
テーマは「貧困・外国人排斥、そして戦争」でした。

反貧困ネットワークは「人間らしい生活と労働の保障」を掲げ、貧困問題の社会的・政治的解決を目指し、2007年に設立された団体です。代表者は弁護士の宇都宮健児さんです。
貧困支援と言うと炊き出し支援というイメージがありますが、瀬戸さんがやっているのは駆けつけ支援です。
炊き出しのように困窮している人が来てくれるのを待つのではなく、困窮し追い詰められている人のところにこちらから駆けつける支援です。所持金がわずか10円だったり、これから自殺しようとしていたり、そういう方々が夜10時過ぎに最期の電話をかけてきたりします。
そこに駆けつけるのです。
高市首相は就任以来「貧困対策」という言葉を口にしたことがありません。
首相官邸まで車で迎えに行くので、ぜひとも駆けつけ支援の現場に同行してほしい。しかし高市さんはかつて生活保護者について「さもしい」と発言したような人なので、とても恐ろしくて連れて行けない。
瀬戸さんはそんな風にお話をされました。
強烈でリアルで含蓄の多いお話でした。

