『あの少女の隣に』atまゆこころのクリニック

2026年09月04日

8月31日から吉川市の9月定例議会が始まりましたが、私は早々に議案質疑の準備を済ませ、1日はお芝居を観に行ってきました。

私が追っかけをしている精神科医で劇作家のくるみざわしんさんの作品、『あの少女の隣に』です。
今回ちょっと無理をしてでも出かけて行ったのは、上演会場がとても魅力的だったからです。
お友だちで精神科医の竹内真弓先生が数カ月前に開業した、「まゆこころのクリニック」のホール(?)多目的ルーム(?)カンファレンスルーム(?)。お部屋の名称はちゃんと確認していないのですが、客席は30~40席程度と思います。
壁の色はレッドバイオレットかなぁ。夜で照明も効いていたので目の錯覚かもしれませんが、私にはピンクと紫の中間のような落ち着いたきれいな色の壁に見えました。
今度時間のある時に、ゆっくりと見学させていただきたいと思う空間でした。
そして『あの少女の隣に』。
この作品を観たのは、多分今回が6回目です。戦時性暴力、「慰安婦」とそれに続くRAA(敗戦後3日目に日本がつくった米兵のための「慰安」施設)、そして今に続く性売買の構造・・・。
そういったものを皮肉たっぷりに描き出す作品です。
皮肉パンチがあまりにも効いていて、そこかしこに思わずクスッと笑ってしまう場面があります。
この作品は、私がくるみざわしんさんの追っかけを始めるきっかけとなった作品です。
何度見ても飽きもしないし、色あせもしません。
観るたびに新鮮だし、新たな発見・新たな気づきがあります。
私が今回気になったのは、「戦争に勝ってさえいたらなぁ」という、米軍大佐の意のままに操られる警察幹部の日本人男性の言葉。
それから、そこを貫くのは「徹底的な無責任」という言葉でした。
「徹底的な無責任」と言うのはまぁ理解できるのですが、「戦争に勝ってさえいたらなぁ」という一言。何故くるみざわさんはこの言葉を敢えて入れたのだろうと思っていたら、アフタートークで竹内先生が全く同じことをくるみざわさんに聞いてくださいました。
くるみざわさんは大阪で教育を考える会の活動をする中で育鵬社の教科書の問題に直面し、日本会議の会報を暫く購読したそうです。
そしてそこには「戦争に勝ってさえいたら」という思いが溢れていたとのことでした。
なるほどなぁ。
自分の考えに近いものばかり見たり読んだり聞いたり話したりしていたら、真実には近づけないのかもしれないと思った一瞬でした。

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