鷺のコロニー対策を

2026年09月29日

9月議会の一般質問で私が取り上げた問題の一つは、鷺のコロニー対策でした。

中川の左岸、吉川市の旧庁舎のすぐ南側付近ですが、最近鷺のコロニーができています。
この辺りは中川の流れと緑豊かな自然とがとてもマッチしていて、とても素敵な空間でしたが今では全然景色が違っています。
鷺が何羽も道路を歩いていて、車が来てもどきません。それからその道を走っただけで、車が糞でまっ白になりました。樹々も糞や羽で汚れた印象です。
ご近所の方からは糞害と、臭くて窓やドアを開けられないというお話を聞いています。 

鷺は 3 月から 4 月に巣を作り、4 月から 5 月に産卵。5 月から 6 月に孵化をして、6 月から 7 月に巣立ち迎え、8 月から 9 月以降は一般的にはコロニーは静かになるそうです。
でも吉川のコロニーには 8 月を過ぎても今まだ鷺がたくさんいます。それは「非繁殖期の集合」と呼ばれるそうです。そこにまた来年巣作りが始まって、赤ちゃんが生まれていくそうです。吉川の周辺は中川もあり水田もあり餌場が豊富なので、繁殖期が全国平均よりも早いそうです。

鷺は鳥獣保護法の対象になるので、鷺自体も卵も雛も捕獲することができません。卵や雛がいない時期なら撤去・剪定が可能で、まさに今手を打つべき時期のようです。市の認識と具体的な計画、既に今実施してることについて問いました。
コロニーの場所は民地であり地権者さんがいらっしゃるので、地権者さんと剪定について協議をしていく必要があるとの答弁でした。
また埼玉県生態系保護協会との話し合いでは、剪定をして鷺が来なくなるという対策に留まらず、可能であればその先うまく誘導する取り組みが必要だと話はしているとのこと。しかしそれは吉川市だけでできることではなく、埼玉県全体あるいはもっと広い範囲での対策が必要になるため、関係する団体と協議をしていきたいと考えていると答弁しました。
元々この鷺のコロニーは対岸にあったもので、河川事務所の対策の関係で既に「中川の鷺類保全対策検討有識者会議」が設置されているとも答弁しました。

鷺の餌場は水田、農作物ではなく害虫を食べます。水田それから河川の浅瀬で休憩し、寝る場所と営巣場所は河川沿いの樹木です。鷺がこういう構造で動いてるので、水田と河川の浅瀬・河川沿いの樹木、全部で対応対策を取らないと効果がありません。
ただ農家にとっては鷺は害虫を食べてくれる益虫なので、農家の方にご協力をいただくのはとても難しいそうです。
農家を含めた協議体の設置について、市の考えを聞きました。
残念なことに、市は農家さんを交えた協議体等は考えていないと答弁しました。「水田は吉川だけではなくこのエリア一体にある。鷺対策というのはなかなか難しい」とも答えました。

確かに水田は吉川だけではありませんが、水田が鷺の餌場になってる事実を重視して考えていかないと解決策が導き出せないのではないかと思います。
鷺が鳥獣保護の対象であること。私も以前は鷺を見て、のどかで素敵だと思っていたし、多くの人がそう思っているであろうこと。農家にとっても害虫を食べてくれる良き存在であることなどを考え合わせると、対策はとても難しいものであると感じます。
が、困っている市民が実際にいることも事実です。
早期の対策と解決を求めたいと思います。

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