シーツ交換~『風薫る』
2026年05月04日
看護学校1年生のときは、基礎科目の授業と看護演習が続きました。
理系科目が苦手な私は解剖学・生理学・薬理学などの科目にすっかりノックアウトされ、辛い3年間でした。
演習では何度も何度も何度も何度も、繰り返しシーツ交換をしました。
二人で交換するパターンや一人で交換するパターン、ベッドに患者さんが寝て居rことを想定して交換するパターン。
名古屋のずしりと来るような蒸し暑さが田舎の爽やかな暑さしか知らない私にはとても辛く、当然ながらエアコンもない中での演習はとてもしんどかったことを覚えています。
それでも訓練の成果と言うのは素晴らしいもので、私たちは皴ひとつなく埃もたてず、ピシッとシーツを敷けるようになっていきました。
今日の朝ドラ『風薫る』は、まさしくそのシーツ交換でした。「ナイチンゲールの精神を学んできた」というイギリス人の教員は、到着するなり学生たちに教員宿舎のシーツ交換と掃除を命じました。
そしてその様子や出来具合を厳しくチェックし、「それは看護ではない」と繰り返しました。
同じ敷地内にある女学校で学ぶ学生たちは、「あなたたちが掃除してくれるから、もう女中はいらない」と看護学生を侮辱します。
何を求められているのかわからないままに「看護である」「看護ではない」という言葉に悩み、「女中さん」とは何がどう違うのかに悩む若い女性たち。
看護学校1年生だった当時の私とぴったりと重なり、とっても面白かったです。

