ウェットランドの話

2026年05月15日

きよみ野1丁目、消防署ときよみ野の間にあるウェットランド。
埼玉県では住宅開発に際して調整池の設置が義務付けられています。その調整池を単なる調整池に終わらせず、湿地的な環境を創出して様々な生物の聖域(サンクチャリ)としたのが、きよみ野のウェットランドとのことです。
市のホームページを見ると、自然観察のための公園と位置付けられています。
近所の方にお聞きした話では、その湿地にアカメヤナギの綿毛が飛んできて、それが群生したとのことです。
鬱蒼とした湿地で、とっても静かで素敵な空間です。
ただ残念なことに、きよみ野の住宅側の雑草がかなり伸び放題になっています。

数日前、先日ご近所にお住まいの方から、草刈りが年に2回しか行われていない。ご家族がイネ科植物のアレルギーに苦しんでいること、県土事務所の許可を得て、連れ合いの方が仕事が休みの日に草刈りをしているとお話ししていただきました。
すぐに市役所に行って担当課にお話ししたのですが、これは県の施設なので県に言わないとなかなか進みそうにないと感じ、吉川・松伏選出の松澤県議と、お隣の越谷市選出の山田裕子県議にお話をしました。

そうしたら今日、山田裕子県議がわざわざ吉川まで足を運んでくださり、現地を確認してくださいました。
そして近隣の方々の切実なお話をじっくりと聞いてくださいました。

草刈りをしてくださっている方は、わざわざ草刈り機を購入し、それを動かすためのガソリンも1回に一缶(20㍑)ではとても終わらないこと。洗濯物を外に干せないこと。
県の草刈は5~6月に1回と、もう一度は秋、雑草が枯れ始めたころに行われているとのこと。夏の間に伸びてしまうので、1度では足りないこと。
同じようにイネ科植物アレルギーに苦しんでいたご近所の方は、結局引っ越しを選択されたこと。
家を購入するときには草はきれいに刈られていたので、このような状況は全く想像していなかったこと。
犬の散歩で湿地側からウェットランドに入った方が、伸びきった雑草で公園から出られなくなり、大汗をかきながら雑草をかき分け「這う這うの体」で出て来たこと。
草を刈ると子どもたちが楽しそうに中に入っていって遊ぶ姿が見受けられるけれど、雑草が伸びているので散歩する人を見かけることはとても少ないこと。
時々「キャー!」というような声が聞こえることもあり、雑草が刈られて見通しが良いことが防犯上も重要なこと。
今時の季節はアカメヤナギの綿毛がものすごいことなどなど、話してくださいました。

また他の方は、以前は土手に土を盛って歩道を作っていたことや、それがいつの間にか崩れてしまったこと。
湿地帯と土手側を繋ぐ橋のようなものが何もないので、その方が木で借り橋を作って設置したこと。
県は雑草対策にイワダレ草を植えたが、イネ科の雑草の方が強いのでイワダレ草は道路の方には延びても雑草対策にはならなかったことなど、話してくださいました。

どれも貴重なお話でした。
山田裕子県議も県に働きかけてくださるとのこと。
私も対策を考えて、6月議会で質問しようと思います。
ウェットランドの看板、今日の私たちの訪問に合わせてご近所の方が草刈りをしてくれたのではっきりと読めますが、数日前に訪れたときは草の中に埋もれていました。そして、ボロボロになっています。
せっかくの自然観察のための公園が有効に使われていないように思います。
因みに、この写真はご近所の方が数日前に草刈りをしてくれた状況のものです。

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