「優秀」の「優」の字

2021年01月25日

議員団会議では、毎回新聞の読み合わせと意見交換をしています。
今日読み合わせたのは別の記事でしたが、初場所の大栄翔の優勝が話題に上りました。
埼玉栄高校出身の幕内力士、大栄翔の初優勝。埼玉出身力士の幕内優勝は史上初とのこと。
母子家庭で育った大栄翔。
埼玉栄高校の学費を出すのは大変だったのではとの私のつぶやきに、ラジオ番組の情報が多い遠藤さんが教えてくれたのは、お兄さんが大学進学を断念して?就職し、学費を支えたというお話でした。
大栄翔が十両に昇進したとき、初めての給与で家族をしゃぶしゃぶに連れて行ったとのエピソードも。
なるほど!こころにそういう支えがあり、「芯」がある人は強いよね!という話になり、議員団のメンバーはそれぞれどんなことを心の支え、「芯」にして生きているんだろう・・・と、そんな話を交流し合いました。

若い時から議員として生きてきた遠藤さんは、「仲間」だと語りました。
私は何だろう・・・と悩み、ふと思い出しました。
若いころに大好きだった、武田鉄矢のコンサートでのトークです。

高校生の頃、柔道ばかりしていて足が太く、まるで一升瓶をひっくり返したかのような足をしていて全然モテなかった武田鉄矢さんは、たばこを吸ったり、ちょっとブーたれた生活を送っていたそうでした。
そんな時に出会った恩師が、こう言ったのです。
「おい、武田。優秀の優の字ば、しっととか?」と。
「人の横に悲しみが立っとろうが。憂いが立っとろうが」「悲しみを多く知っている人間、それが他人に優しくできる人間であり、他人に優しくできる人間こそ優れた人間なんだ」って。
このトークはやがて、「3年B組金八先生」のドラマの主題歌として人気を博した、「贈る言葉」という歌の中で歌詞化されました。
でも、あの歌が流行るずっと前から、武田さんが語っていたこの物語を知っていて、「そういう人間になりたい」「なれたら・・・」と思いながら生きてきた私がいます。
一朝一夕にこんな素敵な人間になれるわけでもなく、私自身の心の奥底の目指すべき自分像としてこの言葉があるというか・・・。

大栄翔の優勝を機に、議員団でのオモシロ交流をすることができ、そして久しぶりに自分自身がどんな人間になりたかったのかを思い出すことができました💕
良い議員団会議でした(⋈◍>◡<◍)。✧♡