水防演習

2021年05月29日

今日は江戸川水防事務組合の、水防演習でした。
会場は三郷市の、武蔵野線と流山橋のすぐ下流の川岸です。

今回は「杭ごしらえ」「土のうごしらえ」「積み土のう」「月の輪」の演習が行われました。
土のうは今でも水防上とても大切なもので、なんとAmazonやアイリスオーヤマでも販売されています。
一般に市販されているものはとても軽いもののようですが、水防団が作る土嚢は30キログラムと放送されていました。河川の氾濫を防ぐためには、それくらい重い土嚢が必要なのかもしれません。
「月の輪」という工法は堤防からの漏水に対して、その噴出口に土嚢を積んで水の勢いを抑え、漏水口が広がらないように抑えることによって堤防の決壊を防ぐために行うものだそうです。
明治時代?から行われてきた防水対策が、今なお行われているという事実に感動します。
昔の人は頭が良かったんだなぁと、だからこそ今なお使われるのだと、改めて感動します。

もう一つ感動したのは、水難救助隊による溺水者の救出・救助の訓練でした。
はしご車は、高いビルで活躍するものだと思い込んでいました。
こういう使い方があるとは、まったく気が付きませんでした。

そして、最後に行われた防災航空隊ヘリコプターによる溺水者救出救助訓練。

ヘリコプターのプロペラが回り、その風圧の中でターゲットのもとに確実にロープを下し、救助をするというのはとても難しいことだと感じました。増して、実際の水害時には川の水はもっと増水しているだろうし、流れも速くなっていると思います。
平常時の繰り返しの訓練が大事だと、今日は改めて実感しました。 
江戸川水防事務組合の水防訓練には、必ず防災航空隊ヘリコプターの救出・救助訓練もセットで行われているように認識しています。
確かに、こういう機会を利用して訓練を重ねなければ、救助技術は向上しないだろうと思いました。

今回演習が行われた場所は、以前は川の沿岸は茂みに覆われていたと思います。
今回はその茂みが取り払われ、川岸にきれいにコンクリートが敷かれていました。
その変化に驚きましたが、この場所は「緊急用船着き場」として位置づけられ、このような対処がされたとのことでした。
実は私、以前は三郷市民でしたので、この川岸というか土手にはとても馴染みがあります。
かつては家族で、週末ごとにこの土手に来ていました。
長男を出産後早く2人目を生みたかったのに、なかなか2度目の妊娠ができないうえに、妊娠しても流産を繰り返し、私には二人目の子どもは産めないのかと諦めかけていたとき、妊娠に気が付き、今度こそ産めるんじゃないかと根拠もないのに確信した1992年2月のある日。
私は二人目の子どもを産むんだ、二人の子どもの親になるんだとはっきりと自覚したのは、この土手で長男クンと旦那クンと3人で遊んでいた時でした。
その日は雪が積もっていたこと、長男クンとそり滑りをしながら、妊娠したという事実にすごく満たされていたこと。
今日は川岸から土手を眺め、そんなことをふと懐かしく思い出しました💦